MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第34回 臨床工学技士国家試験 午前 第86問

生体物性第34回午前

第34回 臨床工学技士国家試験 午前 第86問(生体物性)の正答は 2 です。弾性線維の主成分はエラスチンで、コラーゲンは膠原線維の主成分。

問題
生体軟組織について誤っているのはどれか。
  1. 1. 皮膚組織は粘弾性体である。
  2. 2. 弾性線維はコラーゲンからなる。 ✓
  3. 3. ポアソン比は0.5 程度である。
  4. 4. 弾性要素と粘性要素の直並列モデルで表せる。
  5. 5. 外力を負荷すると時間とともにひずみが増加する。

正答:2番

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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)

初回正答率 52.2%参考値

23人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:2番 — 弾性線維はコラーゲンからなる。

弾性線維の主成分はエラスチンで、コラーゲンは膠原線維の主成分。2つの線維の取り違えが誤り。他の4つは粘弾性体としての軟組織の性質で正しい。


【各選択肢の解説】

1. 皮膚組織は粘弾性体である。
✅ 正しい。ばねのような弾性と、時間に依存する粘性の両方を示す。
2. 弾性線維はコラーゲンからなる。
❌ 誤り(=正答)。コラーゲンは膠原線維の成分で、引っ張りに強く伸びにくい。正しくは、弾性線維はエラスチンからなり、よく伸びて元に戻る。
3. ポアソン比は0.5程度である。
✅ 正しい。軟組織は水分が多くほぼ非圧縮で、非圧縮体のポアソン比は0.5。
4. 弾性要素と粘性要素の直並列モデルで表せる。
✅ 正しい。ばね(弾性)とダッシュポット(粘性)を直列(マクスウェルモデル)・並列(フォークトモデル)に組み合わせたモデルで近似する。
5. 外力を負荷すると時間とともにひずみが増加する。
✅ 正しい。一定の力をかけ続けるとひずみが時間とともに増えるクリープで、粘弾性体の特徴。

【試験対策ポイント】

線維主成分性質
膠原線維コラーゲン引っ張りに強い・伸びにくい
弾性線維エラスチンよく伸びて戻る
  • 粘弾性の現象:クリープ(一定応力でひずみ増)・応力緩和(一定ひずみで応力減)・ヒステリシス
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