MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第34回 臨床工学技士国家試験 午前 第86問

生体物性第34回午前

第34回 臨床工学技士国家試験 午前 第86問(生体物性)の正答は 2 です。

問題
生体軟組織について誤っているのはどれか。
  1. 1. 皮膚組織は粘弾性体である。
  2. 2. 弾性線維はコラーゲンからなる。
  3. 3. ポアソン比は0.5 程度である。
  4. 4. 弾性要素と粘性要素の直並列モデルで表せる。
  5. 5. 外力を負荷すると時間とともにひずみが増加する。

正答:2番

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解説
■ 正答:2番 — 弾性線維はコラーゲンからなる。

設問は「誤り」を問う。弾性線維の主成分はエラスチンであり、コラーゲンは膠原線維の主成分。よって「弾性線維はコラーゲンからなる」は誤りで2番が正答。


【各選択肢の解説】

1. 皮膚組織は粘弾性体である。
✅ 正しい。弾性と粘性の両方の性質をもつ。
2. 弾性線維はコラーゲンからなる。
❌ 誤り(これが正答)。弾性線維はエラスチン、コラーゲンは膠原線維の成分。
3. ポアソン比は0.5程度である。
✅ 正しい。生体軟組織はほぼ非圧縮でポアソン比≒0.5。
4. 弾性要素と粘性要素の直並列モデルで表せる。
✅ 正しい。ばね(弾性)とダッシュポット(粘性)の組合せ(フォークト/マクスウェルモデル)で表す。
5. 外力を負荷すると時間とともにひずみが増加する。
✅ 正しい。一定応力でひずみが増えるクリープ現象を示す。

【試験対策ポイント】

生体軟組織=粘弾性体。特徴=クリープ(一定応力→ひずみ増)・応力緩和(一定ひずみ→応力減)・ヒステリシスポアソン比≒0.5(非圧縮)。線維成分=コラーゲン(膠原線維=引張強度)/エラスチン(弾性線維=伸縮性)。混同しやすいので必ず区別する。

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