MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第34回 臨床工学技士国家試験 午後 第1問

医学的基礎第34回午後

第34回 臨床工学技士国家試験 午後 第1問(医学的基礎)の正答は 5 です。院内感染対策の基本は、すべての患者の血液・体液を感染性とみなす標準予防策(スタンダードプリコーション)と、器材が触れる部位の感染リスク(クリティカル/セミクリティカル/ノンクリティカル=スポルディング分類)に応じた消毒・滅菌の徹底である。

問題
院内感染の標準予防策として正しいのはどれか。
  1. 1. 患者の常在菌保有率の検査
  2. 2. 院内感染発生に関する患者説明会の開催
  3. 3. 電子カルテによる感染症データの一元化
  4. 4. 院内感染した職員の診療記録の全職員への開示
  5. 5. 感染リスクの分類に基づく医療器材の消毒滅菌

正答:5番

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解説
■ 正答:5番 — 感染リスクの分類に基づく医療器材の消毒滅菌

院内感染対策の基本は、すべての患者の血液・体液を感染性とみなす標準予防策(スタンダードプリコーション)と、器材が触れる部位の感染リスク(クリティカル/セミクリティカル/ノンクリティカル=スポルディング分類)に応じた消毒・滅菌の徹底である。5がこれに合致する。


【各選択肢の解説】

1. 患者の常在菌保有率の検査
❌ 誤り。全患者の常在菌保有率を一律に検査することは標準予防策ではなく、感染管理上の意義も乏しい。
2. 院内感染発生に関する患者説明会の開催
❌ 誤り。説明会の開催は予防策そのものではない。
3. 電子カルテによる感染症データの一元化
❌ 誤り。データ一元化は分析・監視には有用だが、直接の予防策ではない。
4. 院内感染した職員の診療記録の全職員への開示
❌ 誤り。個人情報保護に反し、感染対策としても不適切。
5. 感染リスクの分類に基づく医療器材の消毒滅菌
✅ 正しい。スポルディング分類に基づく消毒・滅菌は標準予防策の中核。

【試験対策ポイント】

スポルディング分類: クリティカル(血管内・無菌組織に入る→滅菌)/セミクリティカル(粘膜接触→高水準消毒)/ノンクリティカル(健常皮膚接触→洗浄・低水準消毒)。標準予防策の柱=手指衛生・手袋・ガウン・マスク・環境整備。

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