MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第34回 臨床工学技士国家試験 午後 第10問

人体の構造と機能第34回午後

第34回 臨床工学技士国家試験 午後 第10問(人体の構造と機能)の正答は 1 です。創傷治癒はまず炎症期から始まり、ヒスタミン等により毛細血管の透過性が亢進して滲出液・白血球が創部に集まる。

問題
創傷治癒の過程について正しいのはどれか。
  1. 1. 炎症反応が始まると毛細血管の透過性は亢進する。
  2. 2. 出血に対しては好中球が凝集し止血する。
  3. 3. 上皮細胞は受傷直後に創部を覆いつくす。
  4. 4. 赤血球が肉芽を形成する。
  5. 5. 血管内皮細胞が壊死組織を貪食する。

正答:1番

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解説
■ 正答:1番 — 炎症反応が始まると毛細血管の透過性は亢進する。

創傷治癒はまず炎症期から始まり、ヒスタミン等により毛細血管の透過性が亢進して滲出液・白血球が創部に集まる。1が正しく設問の答え。


【各選択肢の解説】

1. 炎症反応が始まると毛細血管の透過性は亢進する。
✅ 正しい。透過性亢進により血漿成分・白血球が滲出し、治癒の基盤をつくる。
2. 出血に対しては好中球が凝集し止血する。
❌ 誤り。止血は主に血小板の凝集と凝固反応による。好中球は感染防御を担う。
3. 上皮細胞は受傷直後に創部を覆いつくす。
❌ 誤り。上皮化(再上皮化)は増殖期に進み、受傷直後ではない。
4. 赤血球が肉芽を形成する。
❌ 誤り。肉芽は線維芽細胞と新生毛細血管が形成する。
5. 血管内皮細胞が壊死組織を貪食する。
❌ 誤り。壊死組織の貪食はマクロファージ・好中球が担う。

【試験対策ポイント】

創傷治癒の3期: 炎症期(止血→血小板→透過性亢進→好中球・マクロファージ)→増殖期(線維芽細胞・肉芽・血管新生・再上皮化)→成熟期(コラーゲン再構築)。役割の主役細胞を取り違えないこと。

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