第34回 臨床工学技士国家試験 午後 第10問
人体の構造と機能第34回午後
第34回 臨床工学技士国家試験 午後 第10問(人体の構造と機能)の正答は 1 です。創傷治癒は止血→炎症期→増殖期→成熟期の順に進む。
問題
創傷治癒の過程について正しいのはどれか。
- 1. 炎症反応が始まると毛細血管の透過性は亢進する。 ✓
- 2. 出血に対しては好中球が凝集し止血する。
- 3. 上皮細胞は受傷直後に創部を覆いつくす。
- 4. 赤血球が肉芽を形成する。
- 5. 血管内皮細胞が壊死組織を貪食する。
正答:1番
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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)
初回正答率 63.2%参考値
19人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:1番 — 炎症反応が始まると毛細血管の透過性は亢進する。
創傷治癒は止血→炎症期→増殖期→成熟期の順に進む。炎症期の最初に毛細血管の透過性が上がり、血漿成分や白血球が創部に出てくる。
【各選択肢の解説】
1. 炎症反応が始まると毛細血管の透過性は亢進する。
✅ 正しい(=正答)。ヒスタミンなどの作用で血管内皮の隙間が広がり、血漿成分と白血球が創部へ出て、異物や壊死組織の処理が始まる。
✅ 正しい(=正答)。ヒスタミンなどの作用で血管内皮の隙間が広がり、血漿成分と白血球が創部へ出て、異物や壊死組織の処理が始まる。
2. 出血に対しては好中球が凝集し止血する。
❌ 誤り。好中球は細菌の貪食を担う。正しくは、止血は血小板の凝集と凝固因子によるフィブリン形成で行われる。
❌ 誤り。好中球は細菌の貪食を担う。正しくは、止血は血小板の凝集と凝固因子によるフィブリン形成で行われる。
3. 上皮細胞は受傷直後に創部を覆いつくす。
❌ 誤り。受傷直後の創面は血餅で覆われる。正しくは、上皮細胞は創縁から増殖・遊走し、時間をかけて創面を覆う(上皮化)。
❌ 誤り。受傷直後の創面は血餅で覆われる。正しくは、上皮細胞は創縁から増殖・遊走し、時間をかけて創面を覆う(上皮化)。
4. 赤血球が肉芽を形成する。
❌ 誤り。赤血球は酸素の運搬を担う。正しくは、肉芽は線維芽細胞と新生毛細血管からなる。
❌ 誤り。赤血球は酸素の運搬を担う。正しくは、肉芽は線維芽細胞と新生毛細血管からなる。
5. 血管内皮細胞が壊死組織を貪食する。
❌ 誤り。血管内皮細胞は血管新生に関わる。正しくは、壊死組織を貪食するのはマクロファージや好中球。
❌ 誤り。血管内皮細胞は血管新生に関わる。正しくは、壊死組織を貪食するのはマクロファージや好中球。
【試験対策ポイント】
| 時期 | 主な出来事 | 主役 |
|---|---|---|
| 止血 | 血小板凝集・凝固 | 血小板 |
| 炎症期 | 透過性亢進・貪食 | 好中球・マクロファージ |
| 増殖期 | 肉芽形成・血管新生・上皮化 | 線維芽細胞・内皮細胞 |
| 成熟期 | コラーゲンの再構築 | 線維芽細胞 |
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