MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第36回 臨床工学技士国家試験 午後 第3問

人体の構造と機能第36回午後

第36回 臨床工学技士国家試験 午後 第3問(人体の構造と機能)の正答は 3 です。酵素は基質を 活性部位(活性中心) という特定の部位に結合させて反応を進める。

問題
酵素反応について正しいのはどれか。
  1. 1. 酵素は活性化エネルギーを大きくする。
  2. 2. 酵素にはステロイドのものがある。
  3. 3. 反応は酵素分子の特定部位で生じる。 ✓
  4. 4. 温度と反応速度は正比例する。
  5. 5. 基質濃度と反応速度は正比例する。

正答:3番

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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)

初回正答率 65%参考値

20人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:3番 — 反応は酵素分子の特定部位で生じる。

酵素は基質を 活性部位(活性中心) という特定の部位に結合させて反応を進める。活性部位の形に合う基質だけが結合できるので、決まった基質にしか作用しない(基質特異性)。


【各選択肢の解説】

1. 酵素は活性化エネルギーを大きくする。
❌ 誤り。正しくは酵素は触媒として活性化エネルギーを小さくし、反応速度を上げる。
2. 酵素にはステロイドのものがある。
❌ 誤り。正しくは酵素の本体はたんぱく質(一部はRNA=リボザイム)。ステロイドは脂質の一種で、ホルモンなどに含まれる。
3. 反応は酵素分子の特定部位で生じる。
✅ 正しい。基質は活性部位に結合して酵素-基質複合体をつくり、そこで反応が起こる。
4. 温度と反応速度は正比例する。
❌ 誤り。正しくは至適温度までは温度とともに速くなるが、それを超えるとたんぱく質が変性して失活し、速度は下がる(山形の曲線)。
5. 基質濃度と反応速度は正比例する。
❌ 誤り。正しくは基質濃度が低いうちはほぼ比例して増えるが、高くなると酵素が飽和し最大速度(Vmax)に近づいて頭打ちになる(ミカエリス・メンテンの式)。

【試験対策ポイント】

  • 酵素=たんぱく質の生体触媒。活性化エネルギーを下げる
  • 基質特異性(活性部位)・至適温度・至適pHをもつ
  • 基質濃度と速度は飽和曲線。Km=反応速度がVmaxの1/2になるときの基質濃度
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