第36回 臨床工学技士国家試験 午後 第39問
第36回 臨床工学技士国家試験 午後 第39問(医用機器の安全管理)の正答は 2 です。JIS T 1022(病院電気設備の安全基準)は医用室ごとに必要な電気設備を決めている。
- 1. a、b
- 2. a、e ✓
- 3. b、c
- 4. c、d
- 5. d、e
正答:2番
初回正答率 77.8%参考値
18人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
JIS T 1022(病院電気設備の安全基準)は医用室ごとに必要な電気設備を決めている。一般の人工透析室で設けなければならないのは保護接地と一般非常電源で、等電位接地・非接地配線方式・無停電非常電源は、心臓に近い処置や停電が許されない手術などを行う医用室で求められる設備である。
【各選択肢の解説】
a.保護接地
✅ 正しい。保護接地はクラスⅠ機器の外装を接地して、絶縁が壊れたときの電流を大地へ逃がしマクロショックを防ぐ設備で、医用室の基本として設ける。
b.等電位接地
❌ 誤り。等電位接地は、患者の周りの金属の電位差をなくしてミクロショックを防ぐ設備である。正しくは、心臓カテーテル室・手術室など心臓に直接つながる処置を行う医用室で求められ、一般の人工透析室で必須の設備ではない。
c.非接地配線方式
❌ 誤り。非接地配線方式(絶縁変圧器+絶縁監視装置)は、地絡が起きても電源が遮断されないようにする設備である。正しくは、手術室など電源が止まると生命に関わる医用室で求められる。
d.無停電非常電源
❌ 誤り。無停電非常電源は停電時に0.5秒以内に電力を戻す(瞬時特別非常電源)設備である。正しくは、手術室など瞬時の停電も許されない機器を使う医用室で求められる。
e.一般非常電源
✅ 正しい。停電時に自家発電設備から40秒以内に電力を供給する非常電源で、人工透析室にも設ける。
❌ 誤り。b(等電位接地)は一般の人工透析室で必須ではない。正しくはa・e。
✅ 正しい(=正答)。保護接地と一般非常電源が、一般の人工透析室に設けなければならない設備である。
❌ 誤り。b・cとも一般の人工透析室で必須ではない。正しくはa・e。
❌ 誤り。c・dとも一般の人工透析室で必須ではない。正しくはa・e。
❌ 誤り。d(無停電非常電源)は一般の人工透析室で必須ではない。正しくはa・e。
【試験対策ポイント】
| 非常電源(JIS T 1022) | 電力が戻るまで |
|---|---|
| 一般非常電源 | 40秒以内 |
| 特別非常電源 | 10秒以内 |
| 瞬時特別非常電源(無停電) | 0.5秒以内 |
- 保護接地=マクロショック対策/等電位接地=ミクロショック対策
- 非接地配線方式=地絡しても電源を止めない(手術室など)
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