第36回 臨床工学技士国家試験 午後 第48問
第36回 臨床工学技士国家試験 午後 第48問(電気工学)の正答は 5 です。図を見る:SWが①のとき、100 Ωと50 μFの直列回路は電源から切り離され、両端が短絡されている。
- 1. a、b、c
- 2. a、b、e
- 3. a、d、e
- 4. b、c、d
- 5. c、d、e ✓
正答:5番
初回正答率 42.9%参考値
14人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
図を見る:SWが①のとき、100 Ωと50 μFの直列回路は電源から切り離され、両端が短絡されている。→ 十分時間がたつとコンデンサは放電しきって V_C=0 V。SWを②に入れると、10 Vの電源から100 Ωを通してコンデンサが充電される。
途中式
- 時定数 τ=RC=100 Ω×50×10⁻⁶ F=5×10⁻³ s=5 ms
- 入れた瞬間:V_C=0 V なので V_R=10 V、I=10/100=0.1 A=100 mA
- 充電中:V_R=10・e^(-t/τ)。t=5 ms=τ では V_R=10×e⁻¹≒10×0.368≒3.7 V
- 十分時間後:V_C=10 V、V_R=0 V、I=0 mA
【各選択肢の解説】
a.回路の時定数は 5 μs である。
❌ 誤り。100 Ω×50 μF=5×10⁻³ s で、μFの10⁻⁶とΩの積を秒に直すと ms になる。正しくは5 ms。
b.SW を②に入れた瞬間の V_C の値は 10 V である。
❌ 誤り。コンデンサの電圧は電荷がたまらないと上がらないので、切り替えた瞬間には変わらない。正しくは、入れた瞬間の V_C は0 Vで、10 Vかかるのは抵抗の方である。
c.SW を②に入れた瞬間の回路に流れる電流は 100 mA である。
✅ 正しい。V_C=0 Vなので電源の10 Vがすべて100 Ωにかかり、I=10 V/100 Ω=0.1 A=100 mA となる。
d.SW を②に入れてから 5 ms 後の V_R の値は約 3.7 V である。
✅ 正しい。5 msは時定数τに等しく、V_R=10×e⁻¹≒3.7 V となる。時定数の時点で抵抗の電圧は最初の約37%に下がる。
e.SW を②に入れてから十分時間が経過した後の回路に流れる電流は 0 mA である。
✅ 正しい。充電が終わると V_C=10 Vで電源電圧とつり合い、抵抗にかかる電圧が0 Vになるので電流は流れない。
❌ 誤り。a(時定数の単位)・b(瞬間の V_C)が誤り。正しくはc・d・e。
❌ 誤り。a・bが誤り。正しくはc・d・e。
❌ 誤り。a(時定数は5 ms)が誤り。正しくはc・d・e。
❌ 誤り。b(瞬間の V_C は0 V)が誤り。正しくはc・d・e。
✅ 正しい(=正答)。3つとも途中式どおりの値である。
【試験対策ポイント】
| 時刻 | V_C | V_R | 電流 |
|---|---|---|---|
| 入れた瞬間 | 0 V | 10 V | 100 mA |
| t=τ(5 ms) | 約6.3 V(63%) | 約3.7 V(37%) | 約37 mA |
| 十分時間後 | 10 V | 0 V | 0 mA |
- τ=RC(Ω×F=s)。100 Ω×50 μF=5 ms
- 切り替えの瞬間、コンデンサの電圧は前の値を保つ
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