MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第36回 臨床工学技士国家試験 午後 第89問

医用材料第36回午後

第36回 臨床工学技士国家試験 午後 第89問(医用材料)の正答は 1 です。血液が人工材料に触れると、まず数秒以内に血漿タンパク質が表面に吸着し、その吸着層を足場に血小板粘着・活性化、凝集、凝固へと進む。

問題
血液と医用材料が接触したとき、最初に起こるのはどれか。
  1. 1. タンパク質吸着
  2. 2. 線溶系亢進
  3. 3. 赤血球凝集
  4. 4. 血小板粘着
  5. 5. 石灰化

正答:1番

次の問題から答えを隠して1問ずつ出題。記録は残りません — 記録・弱点分析つきは無料アプリ
スポンサーリンク
解説
■ 正答:1番 — タンパク質吸着

血液が人工材料に触れると、まず数秒以内に血漿タンパク質が表面に吸着し、その吸着層を足場に血小板粘着・活性化、凝集、凝固へと進む。最初に起こるのはタンパク質吸着で、正答は1番。


【各選択肢の解説】

1. タンパク質吸着
✅ 正しい。接触直後にアルブミン・フィブリノゲンなどが表面に吸着する(最初の反応)。これが正答。
2. 線溶系亢進
❌ 誤り。凝固が進んだ後に働く線維素溶解系で、最初ではない。
3. 赤血球凝集
❌ 誤り。血栓形成過程の後段で起こる現象。
4. 血小板粘着
❌ 誤り。吸着したタンパク質層(特にフィブリノゲン)を足場に起こる。タンパク質吸着の後。
5. 石灰化
❌ 誤り。長期埋植材料などで生じる遅い変化で、最初の反応ではない。

【試験対策ポイント】

血液-材料接触のカスケード:①タンパク質吸着(数秒)→②血小板粘着・活性化→③血小板凝集→④凝固系活性化(フィブリン形成)→血栓。抗血栓性材料はこの初期のタンパク質吸着・血小板粘着を抑える設計(ヘパリン固定・親水性・MPCポリマーなど)。「最初はタンパク質吸着」が定番。

📗 \ この分野をまとめて理解する /
「生体物性材料工学」の国試ノート(要点整理・無料)
生体物性(電気・熱・音・光)と医用材料・滅菌法の要点を整理。
▶ 生体物性材料工学ノートを無料で読む
✍️ この解説の作成・点検

ST-Toolbox編集部(リハビリテーション領域の国家資格を持つ現役専門職が運営)が、臨床工学技士領域の有資格者の知見と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

それでも誤りが残ることがあります。「おかしいな」と思ったらお問い合わせから気軽に教えてください。確認のうえ修正し、皆さんと一緒に解説を育てていきます。

編集・監修方針を見る →

スポンサーリンク
\ この1問で終わりにしない /
臨床工学技士の過去問、ぜんぶ無料で解ける
無料で過去問演習を始める ▶
登録30秒・ずっと無料
関連

▶ 第36回 全問一覧

▶ 医用材料 の過去問一覧

スポンサーリンク