MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第36回 臨床工学技士国家試験 午後 第89問

医用材料第36回午後

第36回 臨床工学技士国家試験 午後 第89問(医用材料)の正答は 1 です。血液が人工材料に触れると、細胞が届くより先に、血漿中のタンパク質(アルブミン・フィブリノゲンなど)が材料表面に吸着する。

問題
血液と医用材料が接触したとき、最初に起こるのはどれか。
  1. 1. タンパク質吸着 ✓
  2. 2. 線溶系亢進
  3. 3. 赤血球凝集
  4. 4. 血小板粘着
  5. 5. 石灰化

正答:1番

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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)

初回正答率 57.9%参考値

19人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:1番 — タンパク質吸着

血液が人工材料に触れると、細胞が届くより先に、血漿中のタンパク質(アルブミン・フィブリノゲンなど)が材料表面に吸着する。血小板はこの吸着したタンパク質層を介して材料に付くので、以後の反応はすべてこの後に起こる。


【各選択肢の解説】

1. タンパク質吸着
✅ 正しい(=正答)。タンパク質は細胞より小さく数が多いため、接触直後に表面へ到達して吸着層を作る。
2. 線溶系亢進
❌ 誤り。正しくは線溶はフィブリンができた後にプラスミンがそれを分解する反応で、血栓形成より後に起こる。
3. 赤血球凝集
❌ 誤り。正しくは赤血球は血小板凝集・フィブリン形成の後に、そのフィブリンの網に捕らえられて血栓に取り込まれる。
4. 血小板粘着
❌ 誤り。正しくは血小板は吸着したタンパク質(特にフィブリノゲン)を足場にして粘着するので、タンパク質吸着の次の段階である。
5. 石灰化
❌ 誤り。正しくは石灰化は生体弁など長期に植え込んだ材料で、長い時間をかけて生じる変化である。

【試験対策ポイント】

  • 順序:タンパク質吸着 → 血小板粘着 → 血小板の活性化・凝集 → 凝固系の活性化(フィブリン形成)→ 血栓
  • 抗血栓性材料はこの最初の段階(タンパク質吸着・血小板粘着)を抑える設計:ヘパリン固定・親水性表面・MPCポリマーなど
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