MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第37回 臨床工学技士国家試験 午後 第3問

医学的基礎第37回午後

第37回 臨床工学技士国家試験 午後 第3問(医学的基礎)の正答は 1 です。解糖系は前半でグルコースのリン酸化にATPを2分子消費し、後半で4分子生成する(差し引き+2ATP)。

問題
糖質の代謝について正しいのはどれか。
  1. 1. 解糖系ではATP の生成と消費の両方が行われる。 ✓
  2. 2. 1 分子のグルコースから1 分子のピルビン酸が生じる。
  3. 3. 嫌気代謝で生じる乳酸はアセチルCoA から生成される。
  4. 4. クエン酸回路(TCA サイクル)でH₂O が生じる。
  5. 5. 電子伝達系はミトコンドリアのマトリックスに存在する。

正答:1番

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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)

初回正答率 47.4%難問

38人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:1番 — 解糖系ではATP の生成と消費の両方が行われる。

解糖系は前半でグルコースのリン酸化にATPを2分子消費し、後半で4分子生成する(差し引き+2ATP)。消費と生成の両方が起こる。


【各選択肢の解説】

1. 解糖系ではATP の生成と消費の両方が行われる。
✅ 正しい。ヘキソキナーゼとホスホフルクトキナーゼの反応でATPを1分子ずつ使い、後半の基質レベルのリン酸化で4分子つくる。
2. 1 分子のグルコースから1 分子のピルビン酸が生じる。
❌ 誤り。正しくは、炭素6個のグルコース1分子から炭素3個のピルビン酸が2分子生じる。
3. 嫌気代謝で生じる乳酸はアセチルCoA から生成される。
❌ 誤り。正しくは、乳酸はピルビン酸から乳酸脱水素酵素(LDH)によって生成される。アセチルCoAはピルビン酸が好気的にミトコンドリアで変換されたもの。
4. クエン酸回路(TCA サイクル)でH₂O が生じる。
❌ 誤り。正しくは、TCA回路で生じるのはCO₂・NADH・FADH₂・GTPで、H₂Oは電子伝達系で酸素が電子と水素イオンを受け取って生じる。
5. 電子伝達系はミトコンドリアのマトリックスに存在する。
❌ 誤り。正しくは、電子伝達系はミトコンドリアの内膜にある。マトリックスにあるのはTCA回路の酵素。

【試験対策ポイント】

経路場所主な産物
解糖系細胞質ピルビン酸2分子・正味2ATP・NADH
TCA回路マトリックスCO₂・NADH・FADH₂・GTP
電子伝達系内膜ATP(大部分)・H₂O

酸素がないとき、ピルビン酸は乳酸になる。

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