MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第37回 臨床工学技士国家試験 午後 第8問

人体の構造と機能第37回午後

第37回 臨床工学技士国家試験 午後 第8問(人体の構造と機能)の正答は 3 です。冠動脈血流は心筋が弛緩する拡張期に最も多く流れる。

問題
冠循環について誤っているのはどれか。
  1. 1. 運動時に増大する。
  2. 2. 心筋への栄養供給を担う。
  3. 3. 主に収縮期に血流がある。
  4. 4. 狭心症の発症に関与する。
  5. 5. 心拍出量の約5 %を占める。

正答:3番

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解説
■ 正答:3番 — 主に収縮期に血流がある。

冠動脈血流は心筋が弛緩する拡張期に最も多く流れる。収縮期は心筋内圧が上昇して血管が圧迫され血流が減少するため、「主に収縮期に血流がある」とする3は誤りで、これが正答。


【各選択肢の解説】

1. 運動時に増大する。
✅ 正しい。運動で心筋酸素需要が増すと冠血流も増加する。
2. 心筋への栄養供給を担う。
✅ 正しい。冠循環は心筋自体への酸素・栄養供給路。
3. 主に収縮期に血流がある。
❌ 誤り。冠血流は主に拡張期に流れる。収縮期は心筋圧迫で減少する。設問は誤りを問うので、これが正答。
4. 狭心症の発症に関与する。
✅ 正しい。冠動脈狭窄による心筋虚血が狭心症を起こす。
5. 心拍出量の約5%を占める。
✅ 正しい。冠血流は安静時心拍出量の約4〜5%。

【試験対策ポイント】

冠循環の要点:①血流は拡張期優位(左室は特に顕著)、②安静時に心拍出量の約5%、③心筋の酸素摂取率が高く需要増には血流増で対応、④頻脈(拡張期短縮)は冠灌流を減らす。IABPが拡張期にバルーンを膨らませ冠血流を増やす原理と直結。

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