第37回 臨床工学技士国家試験 午後 第27問
生体電気・磁気計測第37回午後
第37回 臨床工学技士国家試験 午後 第27問(生体電気・磁気計測)の正答は 2 です。電極と皮膚の間の接触インピーダンスは、電流の通る面が広いほど小さくなる(接触面積にほぼ反比例)。
問題
生体電気計測に用いられる電極について誤っているのはどれか。
- 1. 生体内イオン電流を電子電流へ変換する。
- 2. 皮膚との接触面積を広くすると接触インピーダンスが上昇する。 ✓
- 3. 電極ペーストは皮膚との接触インピーダンスを下げる。
- 4. 銀-塩化銀電極は不分極電極である。
- 5. X 線はカーボン電極を透過する。
正答:2番
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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)
初回正答率 75%参考値
12人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:2番 — 皮膚との接触面積を広くすると接触インピーダンスが上昇する。
電極と皮膚の間の接触インピーダンスは、電流の通る面が広いほど小さくなる(接触面積にほぼ反比例)。面積を広くすると接触インピーダンスは低下するので、2の記述は誤り。
【各選択肢の解説】
1. 生体内イオン電流を電子電流へ変換する。
✅ 正しい。生体内の電流はイオンが運び、導線内は電子が運ぶ。電極と電解質の界面での電気化学反応がこの変換を担う。
✅ 正しい。生体内の電流はイオンが運び、導線内は電子が運ぶ。電極と電解質の界面での電気化学反応がこの変換を担う。
2. 皮膚との接触面積を広くすると接触インピーダンスが上昇する。
❌ 誤り(=正答)。電流の通り道が広がるので抵抗は小さくなる。正しくは接触インピーダンスは低下する。
❌ 誤り(=正答)。電流の通り道が広がるので抵抗は小さくなる。正しくは接触インピーダンスは低下する。
3. 電極ペーストは皮膚との接触インピーダンスを下げる。
✅ 正しい。電解質を含むペーストが角質層に浸透し、電極と皮膚の間を導電性で満たす。
✅ 正しい。電解質を含むペーストが角質層に浸透し、電極と皮膚の間を導電性で満たす。
4. 銀-塩化銀電極は不分極電極である。
✅ 正しい。Ag/AgClの界面では電荷の受け渡しが容易で分極電圧が小さく安定しているため、生体電気計測の標準電極となっている。
✅ 正しい。Ag/AgClの界面では電荷の受け渡しが容易で分極電圧が小さく安定しているため、生体電気計測の標準電極となっている。
5. X線はカーボン電極を透過する。
✅ 正しい。炭素は原子番号が小さくX線をほとんど吸収しないため、X線撮影時に電極が写り込みにくい。
✅ 正しい。炭素は原子番号が小さくX線をほとんど吸収しないため、X線撮影時に電極が写り込みにくい。
【試験対策ポイント】
- 不分極電極(Ag/AgCl)=分極電圧が小さい・雑音や基線の揺れが少ない
- 接触インピーダンスを下げる:面積を広く・電極ペースト・皮膚の前処理(角質の除去)
- カーボン電極=X線透過性 → 撮影中のモニタリングに使える
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