第37回 臨床工学技士国家試験 午後 第30問
生体物理・化学現象の計測第37回午後
第37回 臨床工学技士国家試験 午後 第30問(生体物理・化学現象の計測)の正答は 1 です。婦人用(基礎体温用)電子体温計は0.01 ℃単位まで表示するため4桁(例:36.52)となる。
問題
体温計測について正しいのはどれか。
a.婦人用電子体温計は4 桁で表示する。
b.深部体温計では熱流補償法が用いられる。
c.医用サーモグラフィは近赤外線を利用している。
d.予測式電子体温計にはサーモパイルが使用される。
e.耳用赤外線体温計は体温の連続測定に適している。
- 1. a、b ✓
- 2. a、e
- 3. b、c
- 4. c、d
- 5. d、e
正答:1番
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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)
初回正答率 60%参考値
15人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:1番(a・b)
婦人用(基礎体温用)電子体温計は0.01 ℃単位まで表示するため4桁(例:36.52)となる。深部体温計は皮膚表面からの熱の流れを打ち消して深部の温度を測る熱流補償法(零熱流法)を用いる。
【各選択肢の解説】
a. 婦人用電子体温計は4桁で表示する。
✅ 正しい。基礎体温は排卵前後の0.3〜0.5 ℃程度の差を見るため、0.01 ℃単位で表示する。
✅ 正しい。基礎体温は排卵前後の0.3〜0.5 ℃程度の差を見るため、0.01 ℃単位で表示する。
b. 深部体温計では熱流補償法が用いられる。
✅ 正しい。プローブ内のヒータで皮膚表面を温め、皮膚から外への熱の流れをゼロにすると、皮膚表面の温度が深部の温度と等しくなる。
✅ 正しい。プローブ内のヒータで皮膚表面を温め、皮膚から外への熱の流れをゼロにすると、皮膚表面の温度が深部の温度と等しくなる。
c. 医用サーモグラフィは近赤外線を利用している。
❌ 誤り。体温程度の物体が出す赤外線は波長10 μm付近に多い。正しくは遠赤外線(8〜14 μm帯など)を検出する。
❌ 誤り。体温程度の物体が出す赤外線は波長10 μm付近に多い。正しくは遠赤外線(8〜14 μm帯など)を検出する。
d. 予測式電子体温計にはサーモパイルが使用される。
❌ 誤り。サーモパイルは赤外線を受けて起電力を生じる素子で、耳用赤外線体温計に使う。正しくは予測式電子体温計はサーミスタの温度上昇の経過から平衡温を予測する。
❌ 誤り。サーモパイルは赤外線を受けて起電力を生じる素子で、耳用赤外線体温計に使う。正しくは予測式電子体温計はサーミスタの温度上昇の経過から平衡温を予測する。
e. 耳用赤外線体温計は体温の連続測定に適している。
❌ 誤り。鼓膜付近の赤外線を数秒で測る方式で、プローブを入れ続けることを想定していない。正しくは短時間の1回測定に適しており、連続測定には深部体温計などを用いる。
❌ 誤り。鼓膜付近の赤外線を数秒で測る方式で、プローブを入れ続けることを想定していない。正しくは短時間の1回測定に適しており、連続測定には深部体温計などを用いる。
1. a、b
✅ 正しい(=正答)。どちらも正しい記述である。
✅ 正しい(=正答)。どちらも正しい記述である。
2. a、e
❌ 誤り。eの耳用は連続測定に適さない。正しくはa・b。
❌ 誤り。eの耳用は連続測定に適さない。正しくはa・b。
3. b、c
❌ 誤り。cのサーモグラフィは遠赤外線。正しくはa・b。
❌ 誤り。cのサーモグラフィは遠赤外線。正しくはa・b。
4. c、d
❌ 誤り。cのサーモグラフィは遠赤外線・dの予測式はサーミスタ。正しくはa・b。
❌ 誤り。cのサーモグラフィは遠赤外線・dの予測式はサーミスタ。正しくはa・b。
5. d、e
❌ 誤り。dの予測式はサーミスタ・eの耳用は連続測定に適さない。正しくはa・b。
❌ 誤り。dの予測式はサーミスタ・eの耳用は連続測定に適さない。正しくはa・b。
【試験対策ポイント】
| 体温計 | センサ・原理 | 特徴 |
|---|---|---|
| 電子体温計(実測式・予測式) | サーミスタ | 予測式は短時間で平衡温を推定 |
| 耳用赤外線体温計 | サーモパイル | 数秒で測定 |
| 深部体温計 | 熱流補償法(零熱流法) | 連続測定 |
| サーモグラフィ | 遠赤外線 | 体表温度分布の画像化 |
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