MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第38回 臨床工学技士国家試験 午前 第1問

医学的基礎第38回午前

第38回 臨床工学技士国家試験 午前 第1問(医学的基礎)の正答は 2 です。ヘルシンキ宣言は世界医師会(WMA)が1964年に採択した「人間を対象とする医学研究の倫理的原則」で、インフォームド・コンセントや研究計画の倫理審査委員会による審査を求めている。

問題
人間を対象とする医学研究の倫理的原則について述べたのはどれか。
  1. 1. ヒポクラテスの誓い
  2. 2. ヘルシンキ宣言 ✓
  3. 3. ジュネーブ宣言
  4. 4. サンフランシスコ宣言
  5. 5. ウイーン宣言

正答:2番

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解説
■ 正答:2番 — ヘルシンキ宣言

ヘルシンキ宣言は世界医師会(WMA)が1964年に採択した「人間を対象とする医学研究の倫理的原則」で、インフォームド・コンセントや研究計画の倫理審査委員会による審査を求めている。医の倫理の宣言のうち、研究を対象にしたものを選ばせる問題である。


【各選択肢の解説】

1. ヒポクラテスの誓い
❌ 誤り。古代ギリシャの医師が立てた職業倫理の誓いで、研究の倫理原則ではない。正しくは人間を対象とする医学研究の倫理原則はヘルシンキ宣言である。
2. ヘルシンキ宣言
✅ 正しい(=正答)。第二次世界大戦中の人体実験への反省からできたニュルンベルク綱領を受け、医師が行う人間対象の医学研究の倫理原則を世界医師会がまとめたものである。
3. ジュネーブ宣言
❌ 誤り。世界医師会が1948年に採択した、ヒポクラテスの誓いを現代的にした医師の職業倫理の宣言である。正しくは研究の倫理原則はヘルシンキ宣言である。
4. サンフランシスコ宣言
❌ 誤り。人間を対象とする医学研究の倫理原則を定めた宣言ではない。正しくはその内容を定めたのはヘルシンキ宣言である。
5. ウイーン宣言
❌ 誤り。1993年の世界人権会議で採択された人権に関する宣言(ウィーン宣言及び行動計画)である。正しくは医学研究の倫理原則はヘルシンキ宣言である。

【試験対策ポイント】

文書年内容
ニュルンベルク綱領1947人体実験の倫理原則
ジュネーブ宣言1948医師の職業倫理(世界医師会)
ヘルシンキ宣言1964人間を対象とする医学研究の倫理原則(世界医師会)
リスボン宣言1981患者の権利(世界医師会)

「研究=ヘルシンキ」「患者の権利=リスボン」で見分ける。

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