第38回 臨床工学技士国家試験 午前 第4問
医学的基礎第38回午前
第38回 臨床工学技士国家試験 午前 第4問(医学的基礎)の正答は 4 です。50%致死量(LD50)は、動物実験で投与した動物の半数が死亡する用量である。
問題
薬物動態について正しいのはどれか。
- 1. 筋肉内注射の効果発現までの時間は静脈内注射よりも短い。
- 2. 静脈内注射の血中濃度持続時間は筋肉内注射よりも長い。
- 3. 用量反応曲線の50%有効量とは臨床研究で50%の被験者に効果が出る用量である。
- 4. 用量反応曲線の50%致死量とは動物実験で50%の動物が死亡する用量である。 ✓
- 5. 生物学的半減期の4 倍の時間が経過すると血中濃度は1/8 になる。
正答:4番
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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)
初回正答率 74.5%やさしい
51人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:4番 — 用量反応曲線の50%致死量とは動物実験で50%の動物が死亡する用量である。
50%致死量(LD50)は、動物実験で投与した動物の半数が死亡する用量である。人で致死量を確かめることはできないので動物実験で求める。ED50とあわせて安全域(治療係数=LD50/ED50)の評価に使う。
【各選択肢の解説】
1. 筋肉内注射の効果発現までの時間は静脈内注射よりも短い。
❌ 誤り。筋注は筋組織から血中へ吸収される時間がかかる。正しくは静脈内注射のほうが血中に直接入るので効果発現が速い。
❌ 誤り。筋注は筋組織から血中へ吸収される時間がかかる。正しくは静脈内注射のほうが血中に直接入るので効果発現が速い。
2. 静脈内注射の血中濃度持続時間は筋肉内注射よりも長い。
❌ 誤り。静注は投与直後に最高濃度となりその後下がっていく。正しくは筋注のほうが吸収がゆっくり続くので、血中濃度の持続時間は長い。
❌ 誤り。静注は投与直後に最高濃度となりその後下がっていく。正しくは筋注のほうが吸収がゆっくり続くので、血中濃度の持続時間は長い。
3. 用量反応曲線の50%有効量とは臨床研究で50%の被験者に効果が出る用量である。
❌ 誤り。正しくは50%有効量(ED50)も用量反応曲線を得る動物実験などで、投与した個体の50%に効果が現れる用量として求め、LD50と比べて安全域を評価する。
❌ 誤り。正しくは50%有効量(ED50)も用量反応曲線を得る動物実験などで、投与した個体の50%に効果が現れる用量として求め、LD50と比べて安全域を評価する。
4. 用量反応曲線の50%致死量とは動物実験で50%の動物が死亡する用量である。
✅ 正しい(=正答)。LD50の定義どおりである。
✅ 正しい(=正答)。LD50の定義どおりである。
5. 生物学的半減期の4倍の時間が経過すると血中濃度は1/8になる。
❌ 誤り。1半減期ごとに1/2になるので、4半減期では (1/2)⁴=1/16 である。正しくは1/8になるのは半減期の3倍の時間((1/2)³=1/8)が経過したときである。
❌ 誤り。1半減期ごとに1/2になるので、4半減期では (1/2)⁴=1/16 である。正しくは1/8になるのは半減期の3倍の時間((1/2)³=1/8)が経過したときである。
【試験対策ポイント】
- 半減期n回分で血中濃度は (1/2)ⁿ:1回1/2・2回1/4・3回1/8・4回1/16
- ED50=50%有効量、LD50=50%致死量、治療係数=LD50/ED50(大きいほど安全)
- 効果発現:静注が最も速い。筋注は静注より遅いが持続は長い
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