MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第38回 臨床工学技士国家試験 午前 第67問

生体物理・化学現象の計測第38回午前

第38回 臨床工学技士国家試験 午前 第67問(生体物理・化学現象の計測)の正答は 1 です。カプノメータはCO₂が赤外光(波長約4.3μm)を吸収する性質を利用して呼気CO₂を測定する。

問題
メインストリーム方式のカプノメータについて誤っているのはどれか。
  1. 1. プローブには赤色光の光源を使用している。
  2. 2. アダプタが死腔となる。
  3. 3. サイドストリーム方式に比べて応答が速い。
  4. 4. セルの汚れや水滴の付着により測定誤差を生じる。
  5. 5. ICU などでの長期間の人工呼吸管理に使用される。

正答:1番

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解説
■ 正答:1番 — プローブには赤色光の光源を使用している。

カプノメータはCO₂が赤外光(波長約4.3μm)を吸収する性質を利用して呼気CO₂を測定する。光源は赤色光ではなく赤外光。したがって誤っているのは1番。


【各選択肢の解説】

1. プローブには赤色光の光源を使用している。
❌ 誤り(これが正答)。CO₂測定は赤外光吸収を利用する。赤色光(660nm)を使うのはパルスオキシメータ。
2. アダプタが死腔となる。
✅ 正しい。メインストリームは気道に測定セル(アダプタ)を直接挿入するため機械的死腔が増える。
3. サイドストリーム方式に比べて応答が速い。
✅ 正しい。ガスをサンプリングチューブで吸引しないため時間遅れが少なく応答が速い。
4. セルの汚れや水滴の付着により測定誤差を生じる。
✅ 正しい。気道に近く分泌物・結露が付着しやすい。
5. ICU などでの長期間の人工呼吸管理に使用される。
✅ 正しい。挿管下の連続モニタとして使用される。

【試験対策ポイント】

カプノメータ(EtCO₂)=赤外光吸収。方式の比較:

項目メインストリームサイドストリーム
測定部気道に直接装着吸引して本体で測定
応答性速い遅い(時間遅れ)
死腔増える増えない
水滴・汚れ影響大トラップで対応

660nm赤色光=パルスオキシメータと混同しない。

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