MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第38回 臨床工学技士国家試験 午前 第90問

医用材料第38回午前

第38回 臨床工学技士国家試験 午前 第90問(医用材料)の正答は 3 です。ガイドワイヤには、曲げても元の形に戻る超弾性をもつニッケル・チタン合金(Ni-Ti)が使われ、曲がった血管に沿って進めやすい。

問題
医療機器とその材料との組合せで正しいのはどれか。
  1. 1. 人工弁弁葉 ― ステンレス鋼
  2. 2. 人工肺用ガス交換膜 ― ポリスルフォン
  3. 3. ガイドワイヤ ― ニッケル・チタン合金 ✓
  4. 4. 人工歯根 ― 高密度ポリエチレン
  5. 5. 血液透析膜 ― ポリジメチルシロキサン

正答:3番

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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)

初回正答率 37.5%参考値

24人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:3番 — ガイドワイヤ ― ニッケル・チタン合金

ガイドワイヤには、曲げても元の形に戻る超弾性をもつニッケル・チタン合金(Ni-Ti)が使われ、曲がった血管に沿って進めやすい。ほかの選択肢は、別の機器の材料を入れ替えた組合せになっている。


【各選択肢の解説】

1. 人工弁弁葉 ― ステンレス鋼
❌ 誤り。正しくは、機械弁の弁葉はパイロライトカーボン(熱分解炭素)で、血液となじみやすく摩耗に強い。生体弁はウシ心膜やブタ大動脈弁を使う。
2. 人工肺用ガス交換膜 ― ポリスルフォン
❌ 誤り。ポリスルフォンは血液透析膜の代表。正しくは、人工肺の膜はポリプロピレン(多孔質)・ポリメチルペンテン・シリコーンなど、ガスを通しやすい材料。
3. ガイドワイヤ ― ニッケル・チタン合金
✅ 正しい(=正答)。超弾性によりキンク(折れ曲がり)しにくく、細く曲がった血管でも形が戻るのでガイドワイヤに適する。
4. 人工歯根 ― 高密度ポリエチレン
❌ 誤り。正しくは、人工歯根(デンタルインプラント)は骨と直接結合するチタン(チタン合金)が主。ポリエチレン(超高分子量)は人工関節の摺動面に使う。
5. 血液透析膜 ― ポリジメチルシロキサン
❌ 誤り。ポリジメチルシロキサン(シリコーン)は気体透過性が高く、人工肺の膜に使われる。正しくは、透析膜はポリスルフォン・ポリエーテルスルフォン・セルローストリアセテート・PMMAなど。

【試験対策ポイント】

機器代表的な材料
機械弁の弁葉パイロライトカーボン
人工肺の膜ポリプロピレン・ポリメチルペンテン・シリコーン
透析膜ポリスルフォン・セルロース系・PMMA
ガイドワイヤ・自己拡張型ステントNi-Ti合金
人工歯根・骨接合材チタン
人工関節の摺動面超高分子量ポリエチレン
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