MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第38回 臨床工学技士国家試験 午前 第89問

医用材料第38回午前

第38回 臨床工学技士国家試験 午前 第89問(医用材料)の正答は 2 です。医療機器の生物学的安全性評価(ISO 10993-1/JIS T 0993-1)では、接触する部位・期間によらず、体に触れる機器すべてで細胞毒性・感作性・刺激性(皮内反応)の3項目を考慮する。

問題
生体に接触する全ての医療機器において考慮すべき生物学的安全性評価項目はどれか。 a.感作性試験 b.細胞毒性試験 c.埋植試験 d.血液適合性試験 e.刺激性または皮内反応試験
  1. 1. a、b、c
  2. 2. a、b、e ✓
  3. 3. a、d、e
  4. 4. b、c、d
  5. 5. c、d、e

正答:2番

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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)

初回正答率 73.1%参考値

26人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:2番 — a、b、e

医療機器の生物学的安全性評価(ISO 10993-1/JIS T 0993-1)では、接触する部位・期間によらず、体に触れる機器すべてで細胞毒性・感作性・刺激性(皮内反応)の3項目を考慮する。血液適合性や埋植は、血液に触れる・体内に入る機器で追加される項目。


【各選択肢の解説】

a.感作性試験
✅ 正しい。材料から溶け出す物質によるアレルギー(遅延型過敏反応)の評価で、皮膚に触れるだけの機器でも起こり得るので全機器で考慮する。

b.細胞毒性試験
✅ 正しい。材料やその抽出液が細胞を傷害しないかを見る最も基本の試験で、全機器で考慮する。

c.埋植試験
❌ 誤り。正しくは、組織・骨などに埋め込む機器や、体内に長く接触する機器で追加される項目で、全機器共通ではない。

d.血液適合性試験
❌ 誤り。正しくは、血液回路・カテーテル・人工血管など血液に接触する機器で追加される項目(溶血・血栓形成・補体活性化など)。

e.刺激性または皮内反応試験
✅ 正しい。接触部位の局所的な炎症反応を見る試験で、全機器で考慮する。

1. a、b、c
❌ 誤り。cは埋植機器向け。正しくはa・b・e。
2. a、b、e
✅ 正しい(=正答)。全機器共通の3項目がそろう。
3. a、d、e
❌ 誤り。dは血液接触機器向け。正しくはa・b・e。
4. b、c、d
❌ 誤り。c・dは追加項目。正しくはa・b・e。
5. c、d、e
❌ 誤り。c・dは追加項目。正しくはa・b・e。

【試験対策ポイント】

  • 全機器の基本3項目=細胞毒性・感作性・刺激性(皮内反応)
  • 接触の種類と期間で項目が増える:血液接触→血液適合性、埋植・長期接触→埋植試験・亜慢性/慢性毒性・遺伝毒性など
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ST-Toolbox編集部(医療系国家試験の過去問を解説する現役の医療専門職が運営)が、臨床工学技士国家試験の出題基準と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

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