MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第38回 臨床工学技士国家試験 午後 第10問

人体の構造と機能第38回午後

第38回 臨床工学技士国家試験 午後 第10問(人体の構造と機能)の正答は 1 です。寒冷にさらされると、視床下部は体温を基準値(セットポイント)に保つため、熱産生を増やし放熱を減らす。

問題
寒冷曝露時の体温調節反応として誤っているのはどれか。
  1. 1. 体温セットポイントの上昇 ✓
  2. 2. 交感神経による皮膚立毛筋の収縮
  3. 3. 血管収縮による皮膚血流量の減少
  4. 4. 褐色脂肪組織での脂質代謝の増加
  5. 5. 骨格筋の不随意的収縮(shivering)の発生

正答:1番

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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)

初回正答率 57.7%参考値

26人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:1番 — 体温セットポイントの上昇

寒冷にさらされると、視床下部は体温を基準値(セットポイント)に保つため、熱産生を増やし放熱を減らす。セットポイントそのものが上がるのは、発熱物質による発熱のとき。


【各選択肢の解説】

1. 体温セットポイントの上昇
❌ 誤り(=正答)。正しくは、寒冷曝露ではセットポイントは変わらず、下がりそうな体温をセットポイントに保つ反応が起こる。セットポイントの上昇は、感染などでサイトカインやプロスタグランジンE₂が視床下部に働いて起こる発熱の仕組み。
2. 交感神経による皮膚立毛筋の収縮
✅ 正しい。交感神経が立毛筋を収縮させて毛を立てる(鳥肌)。毛の多い動物では空気の層を作って放熱を減らす反応。
3. 血管収縮による皮膚血流量の減少
✅ 正しい。交感神経で皮膚の血管が収縮し、体表へ運ばれる熱を減らして放熱を抑える。
4. 褐色脂肪組織での脂質代謝の増加
✅ 正しい。交感神経の刺激で褐色脂肪が脂肪を分解し、ふるえによらない熱産生(非ふるえ熱産生)を行う。
5. 骨格筋の不随意的収縮(shivering)の発生
✅ 正しい。骨格筋が細かく不随意に収縮するふるえで熱を作る(ふるえ熱産生)。

【試験対策ポイント】

寒冷曝露発熱
セットポイント変わらない上がる
反応熱産生↑(ふるえ・褐色脂肪)、放熱↓(皮膚血管収縮・立毛)新しいセットポイントまで体温を上げる(悪寒・ふるえ)
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