第38回 臨床工学技士国家試験 午後 第10問
人体の構造と機能第38回午後
第38回 臨床工学技士国家試験 午後 第10問(人体の構造と機能)の正答は 1 です。寒冷曝露時は熱産生を増やし放熱を抑える反応が起こるが、体温の基準値(セットポイント)自体は変化しない。
問題
寒冷曝露時の体温調節反応として誤っているのはどれか。
- 1. 体温セットポイントの上昇 ✓
- 2. 交感神経による皮膚立毛筋の収縮
- 3. 血管収縮による皮膚血流量の減少
- 4. 褐色脂肪組織での脂質代謝の増加
- 5. 骨格筋の不随意的収縮(shivering)の発生
正答:1番
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解説
■ 正答:1番 — 体温セットポイントの上昇
寒冷曝露時は熱産生を増やし放熱を抑える反応が起こるが、体温の基準値(セットポイント)自体は変化しない。セットポイントの上昇は感染時の発熱で起こる反応。よって誤りは1。
【各選択肢の解説】
1. 体温セットポイントの上昇
❌ 誤り。セットポイント上昇は発熱(サイトカイン等による)で起こる。寒冷曝露では変化しない。
❌ 誤り。セットポイント上昇は発熱(サイトカイン等による)で起こる。寒冷曝露では変化しない。
2. 交感神経による皮膚立毛筋の収縮
✅ 正しい。立毛(鳥肌)で放熱を抑える。
✅ 正しい。立毛(鳥肌)で放熱を抑える。
3. 血管収縮による皮膚血流量の減少
✅ 正しい。皮膚血流を減らし熱の放散を抑制する。
✅ 正しい。皮膚血流を減らし熱の放散を抑制する。
4. 褐色脂肪組織での脂質代謝の増加
✅ 正しい。褐色脂肪の非ふるえ熱産生で熱を作る。
✅ 正しい。褐色脂肪の非ふるえ熱産生で熱を作る。
5. 骨格筋の不随意的収縮(shivering)の発生
✅ 正しい。ふるえ熱産生(シバリング)で熱を作る。
✅ 正しい。ふるえ熱産生(シバリング)で熱を作る。
【試験対策ポイント】
寒冷時=熱産生増加(ふるえ・褐色脂肪・代謝亢進)+放熱抑制(血管収縮・立毛)。セットポイントは一定。発熱はセットポイント自体が上方偏位し、そこに向かって悪寒・ふるえが起こる点と区別する。
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