MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第38回 臨床工学技士国家試験 午後 第53問

電子工学第38回午後

第38回 臨床工学技士国家試験 午後 第53問(電子工学)の正答は 2 です。差動利得 Ad=1 V/1 mV=1000。

問題
CMRR(同相除去比)が100 dB の差動増幅器の入力端子間に1 mV を入力すると1 V が出力された。二つの入力端子を短絡し、アースとの間に1 V を入力すると出力電圧[V]はどれか。
  1. 1. 0.001
  2. 2. 0.01 ✓
  3. 3. 0.1
  4. 4. 1
  5. 5. 10

正答:2番

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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)

初回正答率 38.9%参考値

18人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:2番 — 0.01

差動利得 Ad=1 V/1 mV=1000。CMRR 100 dBは電圧比で10⁵。同相利得 Ac=Ad/CMRR=1000/10⁵=0.01なので、同相入力1 Vの出力は0.01 V。


【各選択肢の解説】

途中式
・差動利得:Ad=1 V÷(1×10⁻³ V)=1000
・CMRRの真数:100 dB=20 log₁₀(CMRR) → CMRR=10^(100/20)=10⁵(電圧比なので20 log)
・同相利得:Ac=Ad/CMRR=1000/10⁵=0.01
・出力:0.01×1 V=0.01 V

1. 0.001
❌ 誤り。CMRRを10⁶(120 dB相当)として計算した値。正しくは100 dB=10⁵で0.01 V。
2. 0.01
✅ 正しい(=正答)。Ac=1000/10⁵=0.01、出力は0.01×1 V。
3. 0.1
❌ 誤り。CMRRを10⁴(80 dB相当)として計算した値。正しくは10⁵で0.01 V。
4. 1
❌ 誤り。同相利得を1とした値で、同相信号を除去していない。正しくは0.01 V。
5. 10
❌ 誤り。同相入力が増幅されることになり、差動増幅器の性質と逆。正しくは0.01 V。

【試験対策ポイント】

  • CMRR=Ad/Ac、dB表示は 20 log₁₀(Ad/Ac)(電圧比)
  • 20 dBごとに10倍:20 dB=10、40 dB=100、60 dB=10³、80 dB=10⁴、100 dB=10⁵
  • 生体計測の差動増幅器はCMRRが高いほど、両入力に同じように乗る商用交流雑音(ハム)を除去できる
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