第38回 臨床工学技士国家試験 午後 第68問
第38回 臨床工学技士国家試験 午後 第68問(体外循環・補助循環)の正答は 5 です。膜型人工肺の膜は、孔のない均質膜(ガスが膜に溶けて拡散する)と、微細な孔のある多孔質膜に分かれる。
- 1. a、b
- 2. a、e
- 3. b、c
- 4. c、d
- 5. d、e ✓
正答:5番
初回正答率 54.2%参考値
24人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
膜型人工肺の膜は、孔のない均質膜(ガスが膜に溶けて拡散する)と、微細な孔のある多孔質膜に分かれる。均質膜は孔がないので血液が通らない(d)。中空糸の外側に血液を流す外部灌流型は流れが乱れやすく、ガス交換の効率が高い(e)。
【各選択肢の解説】
a.最も繁用しているのは均質膜である。
❌ 誤り。人工心肺で最も多く使われるのはポリプロピレンなどの多孔質膜。正しくは最も多く使われるのは多孔質膜で、均質膜はガス透過性が低く主流ではない。
b.多孔質膜ではwet lung は起こさない。
❌ 誤り。多孔質膜では血液側の水蒸気がガス側で結露し、ガスの通り道をふさぐwet lungが起こる。正しくはwet lungは多孔質膜で起こる現象である。ガス流量を一時的に増やして水滴を吹き飛ばして対処する。
c.内部灌流型が主流である。
❌ 誤り。中空糸の内側に血液を流す内部灌流型は圧力損失が大きい。正しくは主流は外側に血液を流す外部灌流型である。
d.血液は均質膜を通過しない。
✅ 正しい。均質膜には孔がなく、ガスだけが膜に溶け込んで拡散する。そのため血漿漏出も起こらない。
e.外部灌流型は内部灌流型よりも血流の乱流が生じやすい。
✅ 正しい。血液が中空糸の間を縫って流れるため乱流が生じ、膜の表面の血液が入れ替わってガス交換の効率が上がる。
❌ 誤り。a・bとも誤り。正しくはd・e。
❌ 誤り。a(主流は多孔質膜)が誤り。正しくはd・e。
❌ 誤り。b・cとも誤り。正しくはd・e。
❌ 誤り。c(主流は外部灌流型)が誤り。正しくはd・e。
✅ 正しい(=正答)。正しい記述d・eの組合せ。
【試験対策ポイント】
| 均質膜 | 多孔質膜 | |
|---|---|---|
| 孔 | ない | ある |
| ガスの通り方 | 膜に溶けて拡散 | 孔を通る |
| 血漿漏出 | 起こらない | 長時間使用で起こりうる |
| wet lung | 起こりにくい | 起こる |
灌流方式は外部灌流型(血液が中空糸の外側)が主流。
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