MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第38回 臨床工学技士国家試験 午後 第69問

体外循環・補助循環第38回午後

第38回 臨床工学技士国家試験 午後 第69問(体外循環・補助循環)の正答は 3 です。人工心肺では臓器保護のため低体温を併用することが多い。

問題
人工心肺による体外循環で正しいのはどれか。
  1. 1. 血糖値は低下する。
  2. 2. 血小板数は増加する。
  3. 3. 血液粘稠度は体温の低下とともに上昇する。 ✓
  4. 4. 酸素消費量は体温の低下とともに増加する。
  5. 5. 体外循環時間が長くなると血漿遊離ヘモグロビン濃度は低下する。

正答:3番

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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)

初回正答率 68.2%参考値

22人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:3番 — 血液粘稠度は体温の低下とともに上昇する。

人工心肺では臓器保護のため低体温を併用することが多い。血液は温度が下がるほど粘稠度が上がるため、血液希釈を行って粘稠度の上昇を抑える。


【各選択肢の解説】

1. 血糖値は低下する。
❌ 誤り。手術侵襲によるカテコラミンなどのストレスホルモンの増加、低体温によるインスリン分泌の低下で、正しくは血糖値は上昇する。
2. 血小板数は増加する。
❌ 誤り。充填液による希釈と、回路・人工肺の表面への付着や破壊で、正しくは血小板数は減少する。
3. 血液粘稠度は体温の低下とともに上昇する。
✅ 正しい(=正答)。液体の粘度は温度が下がると上がる。そのため低体温体外循環では血液希釈で粘稠度を下げる。
4. 酸素消費量は体温の低下とともに増加する。
❌ 誤り。低体温で代謝が落ちるため、正しくは酸素消費量は減少する。これが低体温による臓器保護の理由。
5. 体外循環時間が長くなると血漿遊離ヘモグロビン濃度は低下する。
❌ 誤り。ポンプや吸引による赤血球の破壊(溶血)が積み重なるため、正しくは遊離ヘモグロビン濃度は上昇する。

【試験対策ポイント】

項目体外循環中の変化
血糖上昇
血小板・ヘマトクリット低下(希釈・消費)
血液粘稠度低体温で上昇 → 血液希釈で調整
酸素消費量低体温で減少
遊離ヘモグロビン時間とともに上昇(溶血)
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