MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第38回 臨床工学技士国家試験 午後 第89問

医用材料第38回午後

第38回 臨床工学技士国家試験 午後 第89問(医用材料)の正答は 3 です。シリコーンはSi‒O(シロキサン)結合を骨格にもつ高分子で、化学的に安定し生体内で分解されにくい。

問題
医用材料に用いるシリコーンについて正しいのはどれか。 a.生体内では加水分解される。 b.Si‒O 結合をもつ。 c.オイル状とゴム状のものがある。 d.放射線滅菌で変性しやすい。 e.人工血管に使われる。
  1. 1. a、b
  2. 2. a、e
  3. 3. b、c ✓
  4. 4. c、d
  5. 5. d、e

正答:3番

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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)

初回正答率 64.3%参考値

28人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:3番(b・c)

シリコーンはSi‒O(シロキサン)結合を骨格にもつ高分子で、化学的に安定し生体内で分解されにくい。分子の長さや架橋によってオイル状からゴム状まで作り分けられる。


【各選択肢の解説】

a.生体内では加水分解される。
❌ 誤り。正しくは化学的に安定で加水分解されにくい。生体内で加水分解されるのはポリ乳酸など生体吸収性の材料である。

b.Si‒O 結合をもつ。
✅ 正しい。ケイ素と酸素が交互につながるシロキサン結合が主鎖である。

c.オイル状とゴム状のものがある。
✅ 正しい。架橋しない鎖はシリコーンオイル、架橋したものはシリコーンゴムになる。

d.放射線滅菌で変性しやすい。
❌ 誤り。正しくは放射線滅菌にも比較的耐える。放射線で劣化しやすい代表はPTFEである。

e.人工血管に使われる。
❌ 誤り。正しくは人工血管にはポリエステル(ダクロン)やePTFEを使う。シリコーンはカテーテル・チューブ・ドレーンなどに使う。

1. a、b
❌ 誤り。aが誤り。正しくはb・c(選択肢3)。
2. a、e
❌ 誤り。a・eとも誤り。正しくはb・c。
3. b、c
✅ 正しい(=正答)。
4. c、d
❌ 誤り。dが誤り。正しくはb・c。
5. d、e
❌ 誤り。d・eとも誤り。正しくはb・c。

【試験対策ポイント】

材料主な用途
シリコーンカテーテル・チューブ・ドレーン
ポリエステル・ePTFE人工血管
ポリ乳酸など生体内で分解される縫合糸・固定材
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