MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第38回 臨床工学技士国家試験 午後 第88問

医用材料第38回午後

第38回 臨床工学技士国家試験 午後 第88問(医用材料)の正答は 2 です。体外循環中は血液が回路・人工肺の表面に触れ、ポンプで力を受けるため、その場で起こる急性の反応(溶血・補体活性化・血小板や凝固系の活性化)が問題になる。

問題
人工心肺による体外循環中に起こりうる生体反応はどれか。 a.溶血 b.カプセル化 c.がん化 d.石灰化 e.補体活性化
  1. 1. a、b
  2. 2. a、e ✓
  3. 3. b、c
  4. 4. c、d
  5. 5. d、e

正答:2番

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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)

初回正答率 95.8%参考値

24人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:2番(a・e)

体外循環中は血液が回路・人工肺の表面に触れ、ポンプで力を受けるため、その場で起こる急性の反応(溶血・補体活性化・血小板や凝固系の活性化)が問題になる。カプセル化・がん化・石灰化は、材料が長く体内に置かれて起こる慢性の反応である。


【各選択肢の解説】

a.溶血
✅ 正しい。ポンプや吸引による機械的な力(ずり応力)で赤血球が壊れる。

b.カプセル化
❌ 誤り。正しくは長期に埋め込んだ材料の周りに線維性の膜ができる慢性の組織反応で、体外循環中には起こらない。

c.がん化
❌ 誤り。正しくは長期間の埋め込みで問題になる慢性の反応で、数時間の体外循環では起こらない。

d.石灰化
❌ 誤り。正しくは生体弁など長期に体内にある材料にカルシウムが沈着する慢性の変化である。

e.補体活性化
✅ 正しい。血液が人工の表面に触れると補体が活性化し、全身の炎症反応につながる。

1. a、b
❌ 誤り。bは慢性反応。正しくはa・e(選択肢2)。
2. a、e
✅ 正しい(=正答)。
3. b、c
❌ 誤り。どちらも慢性反応。正しくはa・e。
4. c、d
❌ 誤り。どちらも慢性反応。正しくはa・e。
5. d、e
❌ 誤り。dは慢性反応。正しくはa・e。

【試験対策ポイント】

区分生体反応
血液と接する短期(体外循環・透析)溶血・補体活性化・血栓形成・血小板活性化
長期に埋め込む材料カプセル化・石灰化・がん化
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ST-Toolbox編集部(医療系国家試験の過去問を解説する現役の医療専門職が運営)が、臨床工学技士国家試験の出題基準と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

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