MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第39回 臨床工学技士国家試験 午前 第39問

医用機器の安全管理第39回午前

第39回 臨床工学技士国家試験 午前 第39問(医用機器の安全管理)の正答は 1 です。ミクロショック(心臓に直接電流が流れる)で心室細動を起こす商用交流の閾値は約0.1 mA(100 μA)。

問題
電撃に関する閾値で誤っているのはどれか。
  1. 1. ミクロショックで心室細動を生じる商用交流電流:10 μA ✓
  2. 2. マクロショックで心室細動を生じる商用交流電流:100 mA
  3. 3. 手で触れて感じる最小の商用交流電流:1 mA
  4. 4. 電線を握った手が自分で離脱困難となる商用交流電流:10 mA
  5. 5. 電撃閾値が変化し始める周波数:1 kHz

正答:1番

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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)

初回正答率 72.9%やさしい

48人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:1番 — ミクロショックで心室細動を生じる商用交流電流:10 μA

ミクロショック(心臓に直接電流が流れる)で心室細動を起こす商用交流の閾値は約0.1 mA(100 μA)。10 μAは1桁小さい。10 μAは、この閾値に安全率をかけたCF形装着部の患者漏れ電流の許容値(正常状態)。


【各選択肢の解説】

1. ミクロショックで心室細動を生じる商用交流電流:10 μA
❌ 誤り(=正答)。正しくは約0.1 mA(100 μA)。10 μAはCF形装着部の患者漏れ電流の許容値(正常状態・JIS T 0601-1)。
2. マクロショックで心室細動を生じる商用交流電流:100 mA
✅ 正しい。体表から流れた電流は大部分が心臓以外を通るので、心室細動にはミクロショックの約1,000倍の電流が要る。
3. 手で触れて感じる最小の商用交流電流:1 mA
✅ 正しい。最小感知電流は約1 mA。
4. 電線を握った手が自分で離脱困難となる商用交流電流:10 mA
✅ 正しい。離脱限界電流は約10 mA。これを超えると筋が収縮したままになり、自分で手を離せなくなる。
5. 電撃閾値が変化し始める周波数:1 kHz
✅ 正しい。電撃に最も敏感なのは商用周波数(50/60 Hz)付近で、1 kHzを超えると周波数にほぼ比例して閾値が上がる。電気メスが高周波を使うのはこのため。

【試験対策ポイント】

反応(商用交流)閾値
最小感知電流約1 mA
離脱限界電流約10 mA
心室細動(マクロショック)約100 mA
心室細動(ミクロショック)約0.1 mA(100 μA)
  • 1 kHzを超えると閾値が上昇する
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