MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第39回 臨床工学技士国家試験 午後 第31問

医用画像計測第39回午後

第39回 臨床工学技士国家試験 午後 第31問(医用画像計測)の正答は 3 です。核医学は体内に投与した放射性医薬品(RI)から放出される放射線を体外で検出する。

問題
RI を用いた核医学イメージングについて正しいのはどれか。
  1. 1. 空間分解能は0.1 mm 程度である。
  2. 2. 体外から放射線を照射し画像化する。
  3. 3. SPECT はc 線を検出する。
  4. 4. PET で使用するポジトロン核種の半減期は数日である。
  5. 5. PET ではガンマカメラを被検者の周囲で一周させる。

正答:3番

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解説
■ 正答:3番 — SPECTはγ線を検出する。

核医学は体内に投与した放射性医薬品(RI)から放出される放射線を体外で検出する。SPECTは単一光子放出核種から出るγ線をガンマカメラで検出する。よって3番が正しく正答(設問原文は「c線」とOCRで化けているが正しくはγ線)。


【各選択肢の解説】

1. 空間分解能は0.1mm程度である。
❌ 誤り。核医学の空間分解能は数mm〜十数mmと低い。0.1mmはCT/MRIでも達しない非現実的な値。
2. 体外から放射線を照射し画像化する。
❌ 誤り。体内に投与したRIから放出される放射線を検出する(体外照射はX線CTの方式)。
3. SPECTはγ線を検出する。
✅ 正しい。SPECT(単一光子放出断層撮影)はRIから放出されるγ線をガンマカメラで検出する。
4. PETで使用するポジトロン核種の半減期は数日である。
❌ 誤り。¹⁸F=約110分、¹¹C=約20分、¹⁵O=約2分と半減期は短い。数日ではない。
5. PETではガンマカメラを被検者の周囲で一周させる。
❌ 誤り。PETはリング状に配置した検出器で消滅γ線を同時計数する(固定)。周囲を回転させるのはSPECTのガンマカメラ。

【試験対策ポイント】

SPECT=単一光子(γ線)・ガンマカメラ回転・⁹⁹ᵐTc等PET=陽電子放出核種(¹⁸F-FDG等)・消滅放射線511keVを同時計数・リング型固定・半減期短い。核医学は「体内のRIから出る放射線を検出(機能画像)」、CTは「体外からX線照射(形態画像)」の対比で覚える。空間分解能は形態画像(CT/MRI)>核医学。

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