MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第39回 臨床工学技士国家試験 午後 第30問

医用画像計測第39回午後

第39回 臨床工学技士国家試験 午後 第30問(医用画像計測)の正答は 1 です。MRIは体内に豊富な水素原子核(プロトン)の核磁気共鳴を利用して画像化する。

問題
MRI について誤っているのはどれか。
  1. 1. 窒素原子の分布を画像化している。
  2. 2. 自由な角度で断面像を構築できる。
  3. 3. 血流のある組織の画像化ができる。
  4. 4. 超伝導MRI には液体ヘリウムを用いる。
  5. 5. 位置情報を得るために傾斜磁場を用いる。

正答:1番

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解説
■ 正答:1番 — 窒素原子の分布を画像化している。

MRIは体内に豊富な水素原子核(プロトン)の核磁気共鳴を利用して画像化する。窒素原子ではないので、この記述が誤りで正答。他は正しい。


【各選択肢の解説】

1. 窒素原子の分布を画像化している。
❌ 誤り。画像化しているのは水素原子核(プロトン)の分布。生体に最も多く、核磁気共鳴に適する。
2. 自由な角度で断面像を構築できる。
✅ 正しい。傾斜磁場の組合せで任意方向の断面(矢状断・冠状断・斜位)を撮れる。
3. 血流のある組織の画像化ができる。
✅ 正しい。MRアンギオグラフィ(MRA)により造影剤なしでも血流を描出できる。
4. 超伝導MRIには液体ヘリウムを用いる。
✅ 正しい。超伝導磁石を極低温に保つため液体ヘリウムで冷却する。
5. 位置情報を得るために傾斜磁場を用いる。
✅ 正しい。傾斜磁場で位置ごとに共鳴周波数を変え、空間情報を得る。

【試験対策ポイント】

MRIは水素原子核(プロトン)の核磁気共鳴が原理。X線被曝なし。T1強調(脂肪が高信号)・T2強調(水/浮腫が高信号)傾斜磁場=位置情報超伝導磁石=液体ヘリウム冷却MRA=非造影で血流描出。禁忌は体内金属・心臓ペースメーカ(近年MRI対応機あり)。

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