第39回 臨床工学技士国家試験 午後 第39問
第39回 臨床工学技士国家試験 午後 第39問(医用機器の安全管理)の正答は 3 です。非接地配線方式は、絶縁変圧器で電源の二次側を大地から絶縁し、1線地絡が起きても大きな地絡電流が流れず電源を止めずに使い続けられる方式(手術室・ICUなど)。
- 1. a、b、c
- 2. a、b、e
- 3. a、d、e ✓
- 4. b、c、d
- 5. c、d、e
正答:3番
初回正答率 27.6%参考値
29人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
非接地配線方式は、絶縁変圧器で電源の二次側を大地から絶縁し、1線地絡が起きても大きな地絡電流が流れず電源を止めずに使い続けられる方式(手術室・ICUなど)。絶縁の劣化は二次側の絶縁監視装置(アイソレーションモニタ)が警報で知らせる。
【各選択肢の解説】
a.設備側に絶縁変圧器を設けている。
✅ 正しい。分電盤などの設備側に絶縁変圧器を置き、二次側の電路を大地から浮かせるのが本方式の基本構成。
b.全館停電時にも電源供給が確保できる。
❌ 誤り。正しくは、停電時の電源は非常電源(自家発電設備・無停電電源装置〔UPS〕)が担う。非接地配線方式は停電対策でなく、地絡で電源を止めないための方式。
c.ME 機器の地絡時に漏電遮断器が作動する。
❌ 誤り。正しくは、1線地絡しても地絡電流がほとんど流れず、電源を遮断しないで供給を続ける(使用中の生命維持装置が止まらない)。地絡は絶縁監視装置の警報で知る。
d.対地インピーダンスが50 kΩ 以下で警報を発する。
✅ 正しい。絶縁監視装置は電路の対地インピーダンスが50 kΩ以下に下がると警報を出す(JIS T 1022)。100 Vの電路では、地絡時に流れうる電流100 V÷50 kΩ=2 mAに当たる。
e.電路の二次側にはアイソレーションモニタを設けている。
✅ 正しい。絶縁変圧器の二次側に絶縁監視装置をつなぎ、絶縁の状態を常に監視する。
❌ 誤り。b・cが誤り。正しくはa・d・eの3番。
❌ 誤り。bが誤り。正しくは3番。
✅ 正しい(=正答)。3つとも正しい記述。
❌ 誤り。b・cが誤り。正しくは3番。
❌ 誤り。cが誤り。正しくは3番。
【試験対策ポイント】
| 設備 | 目的 |
|---|---|
| 非接地配線方式 | 地絡しても電源を止めない |
| 非常電源 | 停電しても電源を確保する |
| 保護接地・等電位接地 | 感電(マクロショック・ミクロショック)を防ぐ |
- 「地絡でも止めない」と「停電でも止めない」を取り違えない。
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