第39回 臨床工学技士国家試験 午後 第43問
第39回 臨床工学技士国家試験 午後 第43問(医用機器の安全管理)の正答は 3 です。
- 1. a、b
- 2. a、e
- 3. b、c ✓
- 4. c、d
- 5. d、e
正答:3番
初回正答率 46.7%難問
30人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
誤りはbとc。保守点検(予防保全)で延ばせるのはMTBF(平均故障間隔)で、MTTR(平均修復時間)は短いほどよい量。初期故障期間の故障率は時間とともに減少し、ほぼ一定なのは偶発故障期間(バスタブ曲線)。
【各選択肢の解説】
a.故障率はMTBF の逆数として算出できる。
✅ 正しい記述。故障率が一定とみなせるとき、故障率λ=1/MTBF。
b.保守点検を行うことでMTTR が延長できる。
❌ 誤った記述。MTTRは故障してから直るまでの平均時間で、延びるのは悪いこと。正しくは、保守点検(予防保全)で延ばせるのはMTBFで、MTTRは修理体制や部品の準備で短くする。
c.初期故障期間中の故障率は比較的一定である。
❌ 誤った記述。正しくは、初期故障期間は製造上の欠陥などで故障率が高く、それが出尽くすにつれて時間とともに減少する(減少型)。故障率がほぼ一定なのは偶発故障期間。
d.偶発故障期間中の故障率は比較的低い。
✅ 正しい記述。初期不良が出尽くした後の安定した期間で、故障率は低くほぼ一定。機器の有効な使用期間に当たる。
e.固有アベイラビリティは機器の使用可能な時間的割合を表す。
✅ 正しい記述。固有アベイラビリティ=MTBF/(MTBF+MTTR)で、全時間のうち使える時間の割合。
✅ aが正しい記述なので、誤りの組合せにならない。正答は誤った記述b・cの3番。
✅ a・eとも正しい記述なので、誤りの組合せにならない。正答は3番。
❌ b・cとも誤った記述(=正答)。正しくは、保守点検で延ばせるのはMTBF、初期故障期間の故障率は減少する。
✅ dが正しい記述なので、誤りの組合せにならない。正答は3番。
✅ d・eとも正しい記述なので、誤りの組合せにならない。正答は3番。
【試験対策ポイント】
| 期間(バスタブ曲線) | 故障率 | 原因・対策 |
|---|---|---|
| 初期故障期間 | 減少する | 製造上の欠陥→エージング(慣らし運転)で除く |
| 偶発故障期間 | 低くほぼ一定 | 偶然の故障→使用期間 |
| 摩耗故障期間 | 増加する | 劣化→予防保全・部品交換 |
- MTBF=長いほどよい、MTTR=短いほどよい、アベイラビリティ=MTBF/(MTBF+MTTR)。
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