各種治療機器に共通する土台は「どんなエネルギーを、どの機序で生体に作用させるか」。出題は毎回ほぼエネルギー種別と機器の組合せで、ここを一枚の対応表にしておけば各論すべての背骨になる。
電流(電気)=電気メス・除細動器・ICD・心臓ペースメーカ・電気刺激。低周波は刺激作用(神経・筋の興奮)、高周波(約300kHz〜)は刺激が消え熱作用に変わるのが最重要の境界。
電磁波(高周波)=マイクロ波・超短波治療器(誘電加熱)。光=レーザ。音響(超音波・衝撃波)=ESWL・超音波手術。機械力=IABP・高気圧治療・輸液ポンプ・人工呼吸器・吸引器。粒子線=陽子線・重粒子線・サイクロトロン。熱・寒冷=冷凍手術・保育器。※X線・γ線・ガンマナイフは電磁波(光子)で粒子線ではない(頻出ひっかけ)。
レーザの生体作用は4種:光熱的(加熱→凝固・切開・蒸散)/光化学的(PDT・光感受性物質を励起)/光音響・光機械的(衝撃波→結石破砕)/光解離(分子結合の切断・角膜切除)。波長で吸収体(水・ヘモグロビン・メラニン)が変わる点とセットで問われる。エネルギー→組織への作用機序(発熱か・刺激か・破砕か・光化学か)で機器を仕分けるのが総論の要。