OTカコモン作業療法士国家試験 過去問・解説

第50回 作業療法士国家試験 午前 第26問

リハビリテーション医学第50回午前

第50回 作業療法士国家試験 午前 第26問(リハビリテーション医学)の正答は 1・5 です。FIMの採点基準は0〜7点の7段階で、7点が完全自立・1点が全介助。

問題
FIMの評定で正しいのはどれか。2つ選べ。
  1. 1. 浴槽移乗7点:浴槽の縁に腰掛けて浴槽をまたぐ。浴槽内でしゃがみ、立てる。
  2. 2. 食事6点:ホルダー付きスプーンを介助者に装着してもらい、食事動作は自立している。
  3. 3. 記憶5点:メモリーノートを用いて自立し、問題を生じていない。
  4. 4. トイレ動作4点:服を上げるのが不十分で介助者の口頭指示を必要とする。
  5. 5. 更衣(上半身)2点:前開きシャツで非麻痺側の袖通しはできるが、他は介助を要する。

正答:1・5番

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解説

⚠️ この問題は1番と5番が正答として処理されています。

■ 正答:1番・5番 — 浴槽移乗7点・更衣(上半身)2点

FIMの採点基準は0〜7点の7段階で、7点が完全自立・1点が全介助。


【各選択肢の解説】

1. 浴槽移乗7点:浴槽の縁に腰掛けて浴槽をまたぐ。浴槽内でしゃがみ、立てる。
✅ 正しい。補助具・監視なしで安全に浴槽移乗が自立している(7点:完全自立)。浴槽の縁をまたぐ方法での完全自立はFIM7点に相当する。
2. 食事6点:ホルダー付きスプーンを介助者に装着してもらい、食事動作は自立している。
❌ 誤り。ホルダーの装着を介助者に依存している場合は「準備が必要=修正自立」にあたるが、介助者が「装着してもらう」という他者の行為が必要な場合は5点(監視・準備)以下の評価になる可能性がある。介助者の助けが必要な準備は5点(監視)ではなく実質的には6点(修正自立)と解釈する場合もあるが、本問では「介助者に装着してもらう」が他者依存であるため7点・6点どちらか判断が難しい。問題の正答として設定されていないことから不正解。
3. 記憶5点:メモリーノートを用いて自立し、問題を生じていない。
❌ 誤り。メモリーノートを自ら用いて「問題を生じていない」状態は6点(修正自立)に相当する(補助具・装置の使用で自立)。5点ではなく6点が正しい。
4. トイレ動作4点:服を上げるのが不十分で介助者の口頭指示を必要とする。
❌ 誤り。口頭指示のみが必要な状態は5点(監視・促し)に相当する。4点は「最小介助(本人が75%以上実行)」。口頭指示だけで4点とするのは誤り。
5. 更衣(上半身)2点:前開きシャツで非麻痺側の袖通しはできるが、他は介助を要する。
✅ 正しい。25%未満の動作のみ自分で行い、75%以上を介助者が行う状態は2点(最大介助)に相当する。非麻痺側の袖通しのみで他は全介助に近い状態で2点は適切。

【試験対策ポイント】

FIMの7段階採点:

点数介助レベル内容
7完全自立補助なし・安全に遂行
6修正自立補助具使用・時間超過・安全配慮
5監視口頭指示・見守りのみ
4最小介助本人75%以上
3中等度介助本人50〜74%
2最大介助本人25〜49%
1全介助本人25%未満

✍️ この解説の作成・点検

ST-Toolbox編集部(リハビリテーション領域の国家資格を持つ現役専門職が運営)が、作業療法士領域の有資格者の知見と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

それでも誤りが残ることがあります。「おかしいな」と思ったらお問い合わせから気軽に教えてください。確認のうえ修正し、皆さんと一緒に解説を育てていきます。

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