OTカコモン作業療法士国家試験 過去問・解説

第50回 作業療法士国家試験 午前 第27問

臨床医学第50回午前

第50回 作業療法士国家試験 午前 第27問(臨床医学)の正答は 4 です。脳血管性パーキンソニズムはラクナ梗塞等による基底核・白質の多発性病変で生じる。

問題
Parkinson病に比し脳血管性パーキンソニズムで特徴的な症状はどれか。
  1. 1. 無動
  2. 2. 固縮
  3. 3. 安静時振戦
  4. 4. 錐体路障害
  5. 5. Myerson徴候

正答:4番

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解説
■ 正答:4番 — 錐体路障害

脳血管性パーキンソニズムはラクナ梗塞等による基底核・白質の多発性病変で生じる。Parkinson病と異なり、白質・錐体路も同時に障害されるため錐体路障害症状(腱反射亢進・Babinski反射陽性・痙性麻痺)が合併することが特徴的。


【各選択肢の解説】

1. 無動
❌ 誤り。無動は両者に共通する症状。
2. 固縮
❌ 誤り。固縮(筋強剛)は両者に共通する症状。
3. 安静時振戦
❌ 誤り。安静時振戦はParkinson病でより典型的。脳血管性パーキンソニズムでは振戦は少ない傾向があるが、これは逆に「Parkinson病の特徴」であり、脳血管性で特徴的とはいえない。
4. 錐体路障害
✅ 正しい。脳血管性パーキンソニズムでは錐体路(運動野〜脊髄前角の経路)が脳梗塞で同時に障害されるため、腱反射亢進・病的反射・痙性片麻痺などの錐体路障害症状が合併する。Parkinson病は錐体路は侵されない(純粋な錐体外路疾患)。
5. Myerson徴候
❌ 誤り。Myerson徴候(眉間叩打時に瞬目が繰り返される)はParkinson病でみられる特徴的な徴候。脳血管性パーキンソニズムでは通常みられない。

【試験対策ポイント】

Parkinson病 vs 脳血管性パーキンソニズム:

特徴Parkinson病脳血管性パーキンソニズム
原因α-シヌクレイン蓄積(黒質変性)脳血管病変(ラクナ梗塞等)
振戦安静時振戦(典型的)少ない
錐体路障害なしあり(特徴的)
Myerson徴候ありなし
L-dopa反応良好不良

✍️ この解説の作成・点検

ST-Toolbox編集部(リハビリテーション領域の国家資格を持つ現役専門職が運営)が、作業療法士領域の有資格者の知見と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

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