OTカコモン作業療法士国家試験 過去問・解説

第50回 作業療法士国家試験 午前 第100問

臨床医学第50回午前

第50回 作業療法士国家試験 午前 第100問(臨床医学)の正答は 2 です。「12歳女性・寝不足の朝・顔面・上肢のミオクロニー発作・意識消失なし・光過敏性あり」という臨床像は若年性ミオクロニーてんかん(JME)の典型像。

問題
12歳の女児。寝不足の朝、突然に顔面や上肢にぴくつきが生じて物を落とす。このときに意識消失はない。脳波で光過敏性を認める。考えられるのはどれか。
  1. 1. 覚醒時大発作てんかん
  2. 2. 若年性ミオクロニーてんかん
  3. 3. 小児欠神てんかん
  4. 4. 側頭葉てんかん
  5. 5. Lennox-Gastaut症候群

正答:2番

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解説
■ 正答:2番 — 若年性ミオクロニーてんかん

「12歳女性・寝不足の朝・顔面・上肢のミオクロニー発作・意識消失なし・光過敏性あり」という臨床像は若年性ミオクロニーてんかん(JME)の典型像。


【各選択肢の解説】

1. 覚醒時大発作てんかん
❌ 誤り。覚醒時大発作は強直間代発作(意識消失を伴う全般発作)が主体。本症例は意識消失がなくミオクロニー発作が主体であり異なる。
2. 若年性ミオクロニーてんかん
✅ 正しい。JMEの特徴:①思春期(10〜20歳代)に発症覚醒後(朝)のミオクロニー発作(上肢・顔面のぴくつき・物を落とす)③意識消失なし④光過敏性(脳波)⑤睡眠不足・飲酒で誘発。本症例はすべての特徴に合致する。
3. 小児欠神てんかん
❌ 誤り。小児欠神てんかんは数秒間の意識消失(欠神発作)が特徴。ミオクロニーではなく、物を落とすような動作もない。本症例に意識消失がないため否定される。
4. 側頭葉てんかん
❌ 誤り。側頭葉てんかんは複雑部分発作(意識障害+自動症)が主体。ミオクロニー発作ではない。
5. Lennox-Gastaut症候群
❌ 誤り。Lennox-Gastaut症候群は重度知的障害を伴う難治性てんかん(多種発作型・頻繁な転倒発作)。思春期に軽症発症するJMEとは全く異なる。

【試験対策ポイント】

若年性ミオクロニーてんかん(JME)の4大特徴:

1. 思春期発症(主に12〜18歳)

2. 覚醒後(早朝)のミオクロニー発作

3. 意識消失なし

4. 光過敏性(脳波)・睡眠不足で誘発

治療:バルプロ酸が第一選択。JMEは生涯にわたって投薬継続が必要なことが多い(中断で再発しやすい)。

✍️ この解説の作成・点検

ST-Toolbox編集部(リハビリテーション領域の国家資格を持つ現役専門職が運営)が、作業療法士領域の有資格者の知見と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

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