第50回 作業療法士国家試験 午後 第68問
生理学第50回午後
第50回 作業療法士国家試験 午後 第68問(生理学)の正答は 4 です。METsの分母は安静座位時の代謝量であり、基礎代謝量ではない。
問題
基礎代謝について誤っているのはどれか。
- 1. 安静臥床で計測する。
- 2. 体温の上昇によって増加する。
- 3. 同性、同年齢ならば体表面積に比例する。
- 4. 代謝当量(METs)は、作業時代謝量 ÷ 基礎代謝量で表す。 ✓
- 5. 食後の消費エネルギー増加は、脂質摂取に比べ蛋白質摂取で大きい。
正答:4番
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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 31%参考値
29人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:4番 — 代謝当量(METs)は、作業時代謝量 ÷ 基礎代謝量で表す。
METsの分母は安静座位時の代謝量であり、基礎代謝量ではない。基礎代謝量を分母に使うのはエネルギー代謝率(RMR)で、この2つの取り違えがひっかけになっている。
【各選択肢の解説】
1. 安静臥床で計測する。
✅ 正しい。基礎代謝量は生命維持に最低限必要なエネルギー量なので、早朝空腹時に、覚醒した状態で、快適な室温のもと安静臥床で計測する。
✅ 正しい。基礎代謝量は生命維持に最低限必要なエネルギー量なので、早朝空腹時に、覚醒した状態で、快適な室温のもと安静臥床で計測する。
2. 体温の上昇によって増加する。
✅ 正しい。体温が上がると体内の化学反応の速度が上がるため、基礎代謝は増加する。発熱時にエネルギー消費が増えるのはこのため。
✅ 正しい。体温が上がると体内の化学反応の速度が上がるため、基礎代謝は増加する。発熱時にエネルギー消費が増えるのはこのため。
3. 同性、同年齢ならば体表面積に比例する。
✅ 正しい。体熱は体表面から放散されるため、基礎代謝量は体重よりも体表面積とよく比例する。
✅ 正しい。体熱は体表面から放散されるため、基礎代謝量は体重よりも体表面積とよく比例する。
4. 代謝当量(METs)は、作業時代謝量 ÷ 基礎代謝量で表す。(=正答)
❌ 誤り。正しくは、METs=作業時代謝量÷安静座位時代謝量。1METは安静座位の酸素摂取量で、約3.5mL/kg/分にあたる。
❌ 誤り。正しくは、METs=作業時代謝量÷安静座位時代謝量。1METは安静座位の酸素摂取量で、約3.5mL/kg/分にあたる。
5. 食後の消費エネルギー増加は、脂質摂取に比べ蛋白質摂取で大きい。
✅ 正しい。食後に増えるエネルギー消費(食事誘発性熱産生)は蛋白質で最も大きく、脂質では小さい。
✅ 正しい。食後に増えるエネルギー消費(食事誘発性熱産生)は蛋白質で最も大きく、脂質では小さい。
【試験対策ポイント】
| 指標 | 式 | 分母 |
|---|---|---|
| METs | 作業時代謝量÷安静時代謝量 | 安静座位 |
| エネルギー代謝率(RMR) | (作業時代謝量−安静時代謝量)÷基礎代謝量 | 基礎代謝 |
基礎代謝の測定条件=早朝空腹・覚醒・安静臥床・快適な室温。
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