OTカコモン作業療法士国家試験 過去問・解説

第50回 作業療法士国家試験 午後 第77問

臨床医学第50回午後

第50回 作業療法士国家試験 午後 第77問(臨床医学)の正答は 4 です。頭部CT画像では、両側大脳半球の中央部・第三脳室周囲に左右対称性または片側性の高吸収域(白色)が認められる。

問題
頭部CT(別冊No.4)を別に示す。出血部位はどれか。
第50回午後第77問 図
  1. 1. 頭頂葉皮質下
  2. 2. 放線冠
  3. 3. 被殻
  4. 4. 視床
  5. 5. 橋

正答:4番

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解説
■ 正答:4番 — 視床

頭部CT画像では、両側大脳半球の中央部・第三脳室周囲に左右対称性または片側性の高吸収域(白色)が認められる。この部位は視床に相当し、高血圧性脳出血の好発部位の一つである。


【各選択肢の解説】

1. 頭頂葉皮質下
❌ 誤り。皮質下出血は脳表近くの白質に位置し、本CT画像の出血位置とは異なる。
2. 放線冠
❌ 誤り。放線冠は側脳室外側に広がる白質領域であり、本CT画像の出血位置より外側・上方に相当する。
3. 被殻
❌ 誤り。被殻出血はレンズ核(外包内側)に位置し、内包をまたぐことが多い。本CT画像の出血部位は正中寄りで視床の位置と一致する。
4. 視床
✅ 正しい。CT画像では第三脳室に近接した正中部に高吸収域があり、視床出血に典型的な位置である。視床出血では感覚障害・視床痛・眼球運動障害が特徴的。
5.
❌ 誤り。橋出血は後頭蓋窩・脳幹部に位置し、CT上では著明に高吸収を呈するが、本画像は大脳レベルの断面であり橋の位置ではない。

【試験対策ポイント】

高血圧性脳出血の好発部位(頻度順):被殻(最多)>視床>小脳>橋>皮質下。視床出血の特徴:感覚障害(対側)・視床痛・眼球の下内方偏位(日没眼)・水頭症(第三脳室への穿破)。被殻出血との区別は出血の正中寄り(視床)か外側(被殻)かで判断。

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