OTカコモン作業療法士国家試験 過去問・解説

第50回 作業療法士国家試験 午後 第79問

臨床心理学第50回午後

第50回 作業療法士国家試験 午後 第79問(臨床心理学)の正答は 3 です。同一化(identification)とは、他者(憧れの人・権威ある人物)の特徴・態度・行動様式を無意識的に取り入れ、自分のものとする防衛機制である。

問題
憧れの人の口調や身振りをまねる心理はどれか。
  1. 1. 昇華
  2. 2. 退行
  3. 3. 同一化
  4. 4. 反動形成
  5. 5. 置き換え

正答:3番

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解説
■ 正答:3番 — 同一化

同一化(identification)とは、他者(憧れの人・権威ある人物)の特徴・態度・行動様式を無意識的に取り入れ、自分のものとする防衛機制である。口調や身振りをまねることはその典型的な表現。


【各選択肢の解説】

1. 昇華
❌ 誤り。昇華は社会的に容認されない欲求・衝動を芸術・スポーツ・創造的活動に転換する防衛機制。
2. 退行
❌ 誤り。退行は困難な状況でより幼い発達段階の行動パターンに戻ること(例:大人が赤ちゃん言葉を使う)。
3. 同一化
✅ 正しい。憧れの人物の言動を取り入れて自己のものとする。健康的な同一化(理想化された人物との同一化)は発達においても重要。
4. 反動形成
❌ 誤り。反動形成は無意識の欲求と正反対の態度・行動をとること(例:嫌いな人に過度に親切にする)。
5. 置き換え
❌ 誤り。置き換えは感情の対象を本来の対象から別の対象へ移動させること(例:上司への怒りを家族にぶつける)。

【試験対策ポイント】

防衛機制の整理:昇華・投影・否認・抑圧・退行・反動形成・置き換え・同一化・合理化・知性化「まねる・取り入れる=同一化(または取り入れ)」。取り入れ(introjection)は対象全体を内在化する点でやや異なるが、国試では同一化として出題されることが多い。

✍️ この解説の作成・点検

ST-Toolbox編集部(リハビリテーション領域の国家資格を持つ現役専門職が運営)が、作業療法士領域の有資格者の知見と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

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