第50回 作業療法士国家試験 午後 第98問
臨床心理学第50回午後
第50回 作業療法士国家試験 午後 第98問(臨床心理学)の正答は 4 です。「家族がすぐにでも病気になるのでは」という特定の対象ではなく複数の事柄(家族の健康・経済・仕事等)についての制御困難な過度の心配が持続するのは全般性不安障害(GAD)の特徴である。
問題
家族がすぐにでも病気になるのではないか、という心配を繰り返し訴えるのはどれか。
- 1. 解離性障害
- 2. 強迫性障害
- 3. 社交(社会)不安障害
- 4. 全般性不安障害 ✓
- 5. 広場恐怖
正答:4番
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解説
■ 正答:4番 — 全般性不安障害
「家族がすぐにでも病気になるのでは」という特定の対象ではなく複数の事柄(家族の健康・経済・仕事等)についての制御困難な過度の心配が持続するのは全般性不安障害(GAD)の特徴である。
【各選択肢の解説】
1. 解離性障害
❌ 誤り。解離性障害は自我の分離・記憶・意識・同一性の障害であり、特定の心配を繰り返す症状ではない。
❌ 誤り。解離性障害は自我の分離・記憶・意識・同一性の障害であり、特定の心配を繰り返す症状ではない。
2. 強迫性障害
❌ 誤り。強迫性障害では強迫観念(汚染・確認等)と強迫行為が中心であり、家族の病気への繰り返しの心配とは質的に異なる(ただし健康恐怖型の強迫は鑑別が必要)。
❌ 誤り。強迫性障害では強迫観念(汚染・確認等)と強迫行為が中心であり、家族の病気への繰り返しの心配とは質的に異なる(ただし健康恐怖型の強迫は鑑別が必要)。
3. 社交(社会)不安障害
❌ 誤り。社交不安障害は社会的場面への特異的恐怖であり、家族の健康への漠然とした心配とは異なる。
❌ 誤り。社交不安障害は社会的場面への特異的恐怖であり、家族の健康への漠然とした心配とは異なる。
4. 全般性不安障害
✅ 正しい。複数の事柄(仕事・健康・家族など)についての過剰で制御困難な不安が6ヶ月以上持続するのがGADの診断基準。
✅ 正しい。複数の事柄(仕事・健康・家族など)についての過剰で制御困難な不安が6ヶ月以上持続するのがGADの診断基準。
5. 広場恐怖
❌ 誤り。広場恐怖は逃げられない・助けを求められない場所(広場・電車・人ごみ)への恐怖と回避であり、家族の健康への心配とは異なる。
❌ 誤り。広場恐怖は逃げられない・助けを求められない場所(広場・電車・人ごみ)への恐怖と回避であり、家族の健康への心配とは異なる。
【試験対策ポイント】
GAD(全般性不安障害)の特徴:複数テーマへの制御困難な心配・筋緊張・疲労感・集中困難・睡眠障害。パニック障害との違い:パニック=発作的で強烈な恐怖、GAD=慢性的・漠然とした心配。強迫との違い:強迫=特定のテーマへの反復侵入思考+強迫行為。
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