第51回 作業療法士国家試験 午前 第61問
生理学第51回午前
第51回 作業療法士国家試験 午前 第61問(生理学)の正答は 4 です。破骨細胞は骨吸収を担う細胞で、単球・マクロファージ系の前駆細胞が融合してできる多核巨細胞である。
問題
破骨細胞について正しいのはどれか。
- 1. 骨小腔に存在する。
- 2. 骨芽細胞を破壊する。
- 3. 不動で活性が低下する。
- 4. 巨大な多核細胞である。 ✓
- 5. プロテオグリカンを合成する。
正答:4番
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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 38.5%参考値
26人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:4番 — 巨大な多核細胞である
破骨細胞は骨吸収を担う細胞で、単球・マクロファージ系の前駆細胞が融合してできる多核巨細胞である。骨の3種類の細胞(破骨細胞・骨芽細胞・骨細胞)の場所と働きを見分けさせる問題である。
【各選択肢の解説】
1. 骨小腔に存在する。
❌ 誤り。骨小腔の中にあるのは骨芽細胞が骨基質に埋まってできた骨細胞である。正しくは、破骨細胞は骨の表面にあり、吸収した跡のくぼみ(ハウシップ窩)に接している。
❌ 誤り。骨小腔の中にあるのは骨芽細胞が骨基質に埋まってできた骨細胞である。正しくは、破骨細胞は骨の表面にあり、吸収した跡のくぼみ(ハウシップ窩)に接している。
2. 骨芽細胞を破壊する。
❌ 誤り。破骨細胞が分解するのは細胞ではなく骨そのものである。正しくは、酸で無機質(ハイドロキシアパタイト)を溶かし、酵素でコラーゲンなどの有機質を分解して骨基質を吸収する。
❌ 誤り。破骨細胞が分解するのは細胞ではなく骨そのものである。正しくは、酸で無機質(ハイドロキシアパタイト)を溶かし、酵素でコラーゲンなどの有機質を分解して骨基質を吸収する。
3. 不動で活性が低下する。
❌ 誤り。向きが逆である。正しくは、不動・臥床で骨への力学的負荷が減ると骨吸収が亢進し、破骨細胞の活性は高まる(廃用性の骨萎縮)。
❌ 誤り。向きが逆である。正しくは、不動・臥床で骨への力学的負荷が減ると骨吸収が亢進し、破骨細胞の活性は高まる(廃用性の骨萎縮)。
4. 巨大な多核細胞である。(=正答)
✅ 正しい。前駆細胞どうしが融合して1つの細胞に多数の核をもつため、大型の多核巨細胞となる。大きな細胞が骨表面を覆うことで広い範囲を吸収できる。
✅ 正しい。前駆細胞どうしが融合して1つの細胞に多数の核をもつため、大型の多核巨細胞となる。大きな細胞が骨表面を覆うことで広い範囲を吸収できる。
5. プロテオグリカンを合成する。
❌ 誤り。破骨細胞は骨基質を分解する側で、合成はしない。正しくは、骨基質の有機成分(Ⅰ型コラーゲン・プロテオグリカンなど)を合成するのは骨芽細胞である。
❌ 誤り。破骨細胞は骨基質を分解する側で、合成はしない。正しくは、骨基質の有機成分(Ⅰ型コラーゲン・プロテオグリカンなど)を合成するのは骨芽細胞である。
【試験対策ポイント】
| 細胞 | 場所 | 形 | 働き |
|---|---|---|---|
| 破骨細胞 | 骨表面(ハウシップ窩) | 多核巨細胞 | 骨吸収 |
| 骨芽細胞 | 骨表面 | 単核 | 骨基質の合成(骨形成) |
| 骨細胞 | 骨小腔 | 単核・突起で連絡 | 骨の維持・力学的刺激の感知 |
- 不動・無重力・閉経後は骨吸収が骨形成を上回り、骨量が減る
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