第51回 作業療法士国家試験 午前 第62問
生理学第51回午前
第51回 作業療法士国家試験 午前 第62問(生理学)の正答は 4 です。強縮は、1回の単収縮が終わる前に次の刺激が来て収縮が加重することで起こる。
問題
骨格筋の収縮について誤っているのはどれか。
- 1. 電気刺激を与えた場合に筋活動電位が収縮に先行して生じる。
- 2. 支配神経に単一刺激を加えて起こる収縮を単収縮という。
- 3. 単収縮が連続して起こると階段現象がみられる。
- 4. 刺激頻度を5〜6Hzに上げると強縮が起こる。 ✓
- 5. 速筋は遅筋に比べ強縮を起こす刺激頻度の閾値が高い。
正答:4番
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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 32.3%難問
31人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:4番 — 刺激頻度を5〜6Hzに上げると強縮が起こる
強縮は、1回の単収縮が終わる前に次の刺激が来て収縮が加重することで起こる。単収縮が分かれて見える5〜6Hz程度の低い頻度では強縮にならず、数十Hzの高い頻度が要る。否定設問なので正答の4が誤りの記述である。
【各選択肢の解説】
1. 電気刺激を与えた場合に筋活動電位が収縮に先行して生じる。
✅ 正しい。興奮収縮連関の順番は、筋活動電位→横行小管から筋小胞体へ伝わる→Ca²⁺放出→アクチンとミオシンの結合→収縮である。そのため活動電位のあとに潜時をおいて収縮が始まる。
✅ 正しい。興奮収縮連関の順番は、筋活動電位→横行小管から筋小胞体へ伝わる→Ca²⁺放出→アクチンとミオシンの結合→収縮である。そのため活動電位のあとに潜時をおいて収縮が始まる。
2. 支配神経に単一刺激を加えて起こる収縮を単収縮という。
✅ 正しい。1回の刺激で1回の活動電位が起こり、1回だけ収縮して弛緩する。これが単収縮であり、刺激の頻度を上げると加重・強縮へ移る。
✅ 正しい。1回の刺激で1回の活動電位が起こり、1回だけ収縮して弛緩する。これが単収縮であり、刺激の頻度を上げると加重・強縮へ移る。
3. 単収縮が連続して起こると階段現象がみられる。
✅ 正しい。休んでいた筋に低い頻度の刺激をくり返すと、強縮にならない頻度でも単収縮の張力が少しずつ大きくなる。これを階段現象(トレッペ)という。
✅ 正しい。休んでいた筋に低い頻度の刺激をくり返すと、強縮にならない頻度でも単収縮の張力が少しずつ大きくなる。これを階段現象(トレッペ)という。
4. 刺激頻度を5〜6Hzに上げると強縮が起こる。(=正答)
❌ 誤り。5〜6Hzでは刺激の間隔が単収縮の持続時間より長く、収縮は1回ずつ分かれる。正しくは、強縮には単収縮が終わる前に次の刺激が来る高い頻度(数十Hz)が必要である。
❌ 誤り。5〜6Hzでは刺激の間隔が単収縮の持続時間より長く、収縮は1回ずつ分かれる。正しくは、強縮には単収縮が終わる前に次の刺激が来る高い頻度(数十Hz)が必要である。
5. 速筋は遅筋に比べ強縮を起こす刺激頻度の閾値が高い。
✅ 正しい。速筋は単収縮の時間が短く、すぐ弛緩する。そのため収縮を重ねるには刺激の間隔をより短くする必要があり、強縮を起こす頻度は遅筋より高い。
✅ 正しい。速筋は単収縮の時間が短く、すぐ弛緩する。そのため収縮を重ねるには刺激の間隔をより短くする必要があり、強縮を起こす頻度は遅筋より高い。
【試験対策ポイント】
- 刺激頻度を上げる順:単収縮 → 加重 → 不完全強縮(ぎざぎざが残る) → 完全強縮(なめらかな一定張力)
- 強縮が起こる頻度:速筋>遅筋(単収縮が短い筋ほど高い頻度が要る)
- 階段現象は強縮とは別物=低頻度のくり返しで張力が徐々に増える現象
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