第51回 作業療法士国家試験 午前 第79問
臨床心理学第51回午前
第51回 作業療法士国家試験 午前 第79問(臨床心理学)の正答は 5 です。「幼稚園に行っている間に母親がいなくなる」という恐怖から登園をしぶる行動は、分離不安の典型的な表現。
問題
「自分が幼稚園に行っている間にお母さんがいなくなってしまう」と思いこみ、登園をしぶる心理はどれか。
- 1. 退行
- 2. 抑圧
- 3. 置き換え
- 4. 反動形成
- 5. 分離不安 ✓
正答:5番
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解説
■ 正答:5番 — 分離不安
「幼稚園に行っている間に母親がいなくなる」という恐怖から登園をしぶる行動は、分離不安の典型的な表現。
【各選択肢の解説】
1. 退行
❌ 誤り。退行は発達的に獲得した行動パターンがストレスにより以前の段階に戻ること(例:夜尿の再出現)。
❌ 誤り。退行は発達的に獲得した行動パターンがストレスにより以前の段階に戻ること(例:夜尿の再出現)。
2. 抑圧
❌ 誤り。抑圧は不安を引き起こす感情・記憶を無意識に封じ込める防衛機制。
❌ 誤り。抑圧は不安を引き起こす感情・記憶を無意識に封じ込める防衛機制。
3. 置き換え
❌ 誤り。置き換えは感情を本来の対象から別の対象に向け直すこと。
❌ 誤り。置き換えは感情を本来の対象から別の対象に向け直すこと。
4. 反動形成
❌ 誤り。反動形成は受け入れられない感情(例:攻撃性)の反対の行動・感情を表に出すこと。
❌ 誤り。反動形成は受け入れられない感情(例:攻撃性)の反対の行動・感情を表に出すこと。
5. 分離不安
✅ 正しい。愛着対象(養育者)から分離される(または分離の恐怖がある)ことによる強い不安。DSM-5では「分離不安症」として診断される。登園しぶり・身体症状(腹痛・頭痛)を伴うことも多い。
✅ 正しい。愛着対象(養育者)から分離される(または分離の恐怖がある)ことによる強い不安。DSM-5では「分離不安症」として診断される。登園しぶり・身体症状(腹痛・頭痛)を伴うことも多い。
【試験対策ポイント】
分離不安は正常発達でも7~8か月(人見知り・分離不安の始まり)に出現し、特定の時期に強まる(入園・入学等)。病的分離不安症では日常機能に著しい支障。「防衛機制」と「発達的概念(分離不安)」を混同しないよう注意。
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