第51回 作業療法士国家試験 午後 第74問
運動学第51回午後
第51回 作業療法士国家試験 午後 第74問(運動学)の正答は 4 です。結果の知識(KR)は運動の結果が目標からどれだけずれたかを伝えるフィードバック。
問題
運動学習における結果の知識〈KR〉の提示について正しいのはどれか。
- 1. 難しい課題では1試行ごとに提示すると学習効率が低下する。
- 2. 運動の誤差修正を行えるようになっても継続する必要がある。
- 3. 成人では学習パフォーマンスを向上させない。
- 4. 誤りの大きさを提示すると有効である。 ✓
- 5. 動機付けには効果がない。
正答:4番
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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 46.7%難問
30人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:4番 — 誤りの大きさを提示すると有効である。
結果の知識(KR)は運動の結果が目標からどれだけずれたかを伝えるフィードバック。「合っている/違う」だけより、誤差の方向と大きさ(量的な情報)を伝えるほうが次の試行で修正しやすく、学習に有効である。
【各選択肢の解説】
1. 難しい課題では1試行ごとに提示すると学習効率が低下する。
❌ 誤り。KRの頻度を減らすほうが学習(保持)によいとされるのは、比較的やさしい課題の場合。正しくは、難しい課題や学習の初期では毎試行の提示が学習を助ける。
❌ 誤り。KRの頻度を減らすほうが学習(保持)によいとされるのは、比較的やさしい課題の場合。正しくは、難しい課題や学習の初期では毎試行の提示が学習を助ける。
2. 運動の誤差修正を行えるようになっても継続する必要がある。
❌ 誤り。KRを与え続けると学習者がそれに頼り、自分の感覚で誤りを見つける力が育たない(ガイダンス仮説)。正しくは、自分で誤差を修正できるようになったら提示を減らしていく。
❌ 誤り。KRを与え続けると学習者がそれに頼り、自分の感覚で誤りを見つける力が育たない(ガイダンス仮説)。正しくは、自分で誤差を修正できるようになったら提示を減らしていく。
3. 成人では学習パフォーマンスを向上させない。
❌ 誤り。KRの効果は小児に限らない。正しくは、成人でもKRは運動学習を促進する。
❌ 誤り。KRの効果は小児に限らない。正しくは、成人でもKRは運動学習を促進する。
4. 誤りの大きさを提示すると有効である。
✅ 正しい。誤差の量が分かると、次の試行でどの程度直せばよいかが分かるため、正誤だけの情報より修正の手がかりになる。
✅ 正しい。誤差の量が分かると、次の試行でどの程度直せばよいかが分かるため、正誤だけの情報より修正の手がかりになる。
5. 動機付けには効果がない。
❌ 誤り。結果が分かること自体が練習を続ける意欲につながる。正しくは、KRには修正の情報としての働きに加えて動機づけの効果もある。
❌ 誤り。結果が分かること自体が練習を続ける意欲につながる。正しくは、KRには修正の情報としての働きに加えて動機づけの効果もある。
【試験対策ポイント】
| 種類 | 何を伝えるか | 例 |
|---|---|---|
| KR(結果の知識) | 運動の結果・目標とのずれ | 「目標より5cm手前」 |
| KP(パフォーマンスの知識) | 運動の過程・やり方 | 「肘が曲がっている」 |
KRは量的な情報が有効・学習が進んだら頻度を減らす。ただし難しい課題・初期は頻度を保つ。
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