第51回 作業療法士国家試験 午後 第82問
リハビリテーション医学第51回午後
第51回 作業療法士国家試験 午後 第82問(リハビリテーション医学)の正答は 5 です。ICF(国際生活機能分類・WHO 2001)は、参加を「生活・人生場面への関わり」と定義している。
問題
ICF について正しいのはどれか。
- 1. 障害の分類である。
- 2. 活動は個人因子の1つである。
- 3. 参加は環境因子の1つである。
- 4. 機能障害という用語は使用されない。
- 5. 参加とは生活場面への関わりのことである。 ✓
正答:5番
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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 50%参考値
14人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:5番 — 参加とは生活場面への関わりのことである。
ICF(国際生活機能分類・WHO 2001)は、参加を「生活・人生場面への関わり」と定義している。活動・参加は「生活機能」の構成要素で、背景因子(環境因子・個人因子)とは別の枠である。
【各選択肢の解説】
1. 障害の分類である。
❌ 誤り。障害(マイナス面)だけを分類したのは前身のICIDH(国際障害分類・1980)。正しくは、ICFは生活機能(心身機能・身体構造、活動、参加)というプラス面も含めて分類する「生活機能・障害・健康の分類」である。
❌ 誤り。障害(マイナス面)だけを分類したのは前身のICIDH(国際障害分類・1980)。正しくは、ICFは生活機能(心身機能・身体構造、活動、参加)というプラス面も含めて分類する「生活機能・障害・健康の分類」である。
2. 活動は個人因子の1つである。
❌ 誤り。活動は生活機能の構成要素の1つ。正しくは、活動=「課題や行為の個人による遂行」で、個人因子は年齢・性別・生活歴・ライフスタイルなど、その人固有の背景を指す背景因子である。
❌ 誤り。活動は生活機能の構成要素の1つ。正しくは、活動=「課題や行為の個人による遂行」で、個人因子は年齢・性別・生活歴・ライフスタイルなど、その人固有の背景を指す背景因子である。
3. 参加は環境因子の1つである。
❌ 誤り。参加も生活機能の構成要素。正しくは、環境因子は物的環境(建物・福祉用具など)・人的環境(家族・支援者)・社会的環境(制度・サービス・態度)を指す背景因子である。
❌ 誤り。参加も生活機能の構成要素。正しくは、環境因子は物的環境(建物・福祉用具など)・人的環境(家族・支援者)・社会的環境(制度・サービス・態度)を指す背景因子である。
4. 機能障害という用語は使用されない。
❌ 誤り。正しくは、ICFでも心身機能・身体構造に問題がある状態を機能障害(構造障害を含む)と呼ぶ。活動の問題は活動制限、参加の問題は参加制約と呼ぶ。
❌ 誤り。正しくは、ICFでも心身機能・身体構造に問題がある状態を機能障害(構造障害を含む)と呼ぶ。活動の問題は活動制限、参加の問題は参加制約と呼ぶ。
5. 参加とは生活場面への関わりのことである。
✅ 正しい。参加は家庭・地域・職場などの生活・人生場面に関わることを指す。個人が行為を遂行できるか(活動)とは区別され、社会の中での役割の側面をとらえる。
✅ 正しい。参加は家庭・地域・職場などの生活・人生場面に関わることを指す。個人が行為を遂行できるか(活動)とは区別され、社会の中での役割の側面をとらえる。
【試験対策ポイント】
| 構成要素 | 問題があるときの呼び方 |
|---|---|
| 心身機能・身体構造 | 機能障害(構造障害) |
| 活動 | 活動制限 |
| 参加 | 参加制約 |
| 背景因子 | 環境因子・個人因子 |
生活機能=心身機能・身体構造+活動+参加。環境因子・個人因子は生活機能の外にある背景因子。
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