OTカコモン作業療法士国家試験 過去問・解説

第52回 作業療法士国家試験 午前 第22問

作業療法評価学第52回午前

第52回 作業療法士国家試験 午前 第22問(作業療法評価学)の正答は 2 です。研究デザインの定義を問う問題。

問題
研究法の説明で正しいのはどれか。
  1. 1. 横断研究は症例の経過を追って情報収集する。
  2. 2. メタアナリシスは多数の研究を数量的に統合して検討する。 ✓
  3. 3. 留め置き調査法は集団で実施した調査票をその場で回収する。
  4. 4. 縦断研究は年齢の異なる集団を同時期に調査して年齢群を比較する。
  5. 5. ABA型のシングルケースデザインは2種目の治療介入効果を立証できる。

正答:2番

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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)

初回正答率 62.5%参考値

16人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:2番 — メタアナリシスは多数の研究を数量的に統合して検討する。

研究デザインの定義を問う問題。横断と縦断、集合調査と留め置き調査が入れ替えてあり、1と4は互いの説明を取り違えている。


【各選択肢の解説】

1. 横断研究は症例の経過を追って情報収集する。
❌ 誤り。経過を追うのは縦断研究(追跡研究)の説明である。正しくは、横断研究はある一時点で対象集団のデータを集める。
2. メタアナリシスは多数の研究を数量的に統合して検討する。
✅ 正しい(=正答)。同じ問いを扱った複数の研究の結果を統計的に統合し、1つの研究より精度の高い効果の推定を得る方法である。ランダム化比較試験のメタアナリシスはエビデンスレベルの最上位に置かれる。
3. 留め置き調査法は集団で実施した調査票をその場で回収する。
❌ 誤り。これは集合調査法の説明である。正しくは、留め置き調査法は調査票を対象者に配って一定期間預け、記入後に後日回収する方法である。
4. 縦断研究は年齢の異なる集団を同時期に調査して年齢群を比較する。
❌ 誤り。これは横断研究の説明である。正しくは、縦断研究は同一の対象を時間を追って繰り返し調査し、変化をみる。
5. ABA型のシングルケースデザインは2種目の治療介入効果を立証できる。
❌ 誤り。ABA型は基礎水準期(A)→介入期(B)→基礎水準期(A)で、1種類の介入(B)の効果を検討する。正しくは、2種類の介入を比べるにはABAC型や交替治療デザインなど、別の介入期を組み込んだデザインを用いる。

【試験対策ポイント】

用語中身
横断研究一時点で調査(年齢群の比較もこれ)
縦断研究同一対象を追跡して変化をみる
集合調査法集めて実施しその場で回収
留め置き調査法配って預け、後日回収
メタアナリシス複数研究の結果を統計的に統合
ABA型1種類の介入の効果を検討
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