第52回 作業療法士国家試験 午前 第64問
生理学第52回午前
第52回 作業療法士国家試験 午前 第64問(生理学)の正答は 2 です。空気は圧の高い方から低い方へ流れる。
問題
健常者の安静時呼吸について正しいのはどれか。
- 1. 呼吸数は25/分程度である。
- 2. 呼気時の気道内圧は陽圧である。 ✓
- 3. 呼気時の胸腔内圧は陽圧である。
- 4. 呼気時に外肋間筋の収縮がみられる。
- 5. 吸気時に胸鎖乳突筋の収縮がみられる。
正答:2番
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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 29.3%難問
41人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:2番 — 呼気時の気道内圧は陽圧である。
空気は圧の高い方から低い方へ流れる。安静時の呼気では吸気筋がゆるみ、肺の弾性で肺がしぼむため肺胞・気道の圧が大気圧よりわずかに高く(陽圧)なり、空気が外へ出る。一方、胸腔内圧は安静呼吸の間ずっと陰圧である。この2つの圧を取り違えさせる問題。
【各選択肢の解説】
1. 呼吸数は25/分程度である。
❌ 誤り。正しくは、健常成人の安静時呼吸数は12〜20回/分程度である。25回/分は頻呼吸にあたる。
❌ 誤り。正しくは、健常成人の安静時呼吸数は12〜20回/分程度である。25回/分は頻呼吸にあたる。
2. 呼気時の気道内圧は陽圧である。
✅ 正しい。呼気では肺の弾性収縮で肺胞が縮み、肺胞・気道の圧が大気圧より高くなるので、空気が外へ押し出される。
✅ 正しい。呼気では肺の弾性収縮で肺胞が縮み、肺胞・気道の圧が大気圧より高くなるので、空気が外へ押し出される。
3. 呼気時の胸腔内圧は陽圧である。
❌ 誤り。正しくは、安静呼吸では胸腔内圧は吸気・呼気を通じて陰圧である(呼気時は吸気時より陰圧が弱まるだけ)。陽圧になるのは強い努力呼気のときである。
❌ 誤り。正しくは、安静呼吸では胸腔内圧は吸気・呼気を通じて陰圧である(呼気時は吸気時より陰圧が弱まるだけ)。陽圧になるのは強い努力呼気のときである。
4. 呼気時に外肋間筋の収縮がみられる。
❌ 誤り。外肋間筋は肋骨を引き上げる吸気筋である。正しくは、安静時の呼気は筋の収縮を使わない受動的な動きで、横隔膜と外肋間筋がゆるみ肺の弾性で起こる。
❌ 誤り。外肋間筋は肋骨を引き上げる吸気筋である。正しくは、安静時の呼気は筋の収縮を使わない受動的な動きで、横隔膜と外肋間筋がゆるみ肺の弾性で起こる。
5. 吸気時に胸鎖乳突筋の収縮がみられる。
❌ 誤り。胸鎖乳突筋は吸気の補助筋である。正しくは、安静時の吸気は横隔膜と外肋間筋で行われ、胸鎖乳突筋は努力吸気のときに働く。
❌ 誤り。胸鎖乳突筋は吸気の補助筋である。正しくは、安静時の吸気は横隔膜と外肋間筋で行われ、胸鎖乳突筋は努力吸気のときに働く。
【試験対策ポイント】
| 吸気(安静時) | 呼気(安静時) | |
|---|---|---|
| 働く筋 | 横隔膜・外肋間筋 | なし(受動的) |
| 胸腔内圧 | 陰圧(より強い) | 陰圧(弱まる) |
| 気道内圧 | 陰圧 | 陽圧 |
胸鎖乳突筋・斜角筋は吸気補助筋、内肋間筋・腹筋群は努力呼気で働く。
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