第52回 作業療法士国家試験 午前 第70問
解剖学第52回午前
第52回 作業療法士国家試験 午前 第70問(解剖学)の正答は 2・4 です。1つを選ぶ問題だが、2番・4番のどちらを選んでも正解とされた。
問題
肩甲骨の運動とそれに作用する筋の組合せで正しいのはどれか。
- 1. 挙上 ─── 小胸筋
- 2. 下制 ─── 鎖骨下筋 ✓
- 3. 外転 ─── 僧帽筋
- 4. 内転 ─── 菱形筋 ✓
- 5. 下方回旋 ─── 前鋸筋
正答:2・4番(いずれでも正解)
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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 56.3%標準
48人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
👥 読者の報告をもとに修正済み(2026-10-06)— ご指摘ありがとうございました
■ 正答:2・4番 — 下制 ─── 鎖骨下筋・内転 ─── 菱形筋
1つを選ぶ問題だが、2番・4番のどちらを選んでも正解とされた。鎖骨下筋は鎖骨を引き下げて肩甲帯の下制に働き、菱形筋は肩甲骨を脊柱へ引き寄せる内転の主動作筋である。
【各選択肢の解説】
1. 挙上 ─── 小胸筋
❌ 誤り。小胸筋は肩甲骨の烏口突起を前下方へ引く。正しくは、小胸筋は肩甲骨の下制・外転・下方回旋に働き、挙上の主動作筋は僧帽筋上部線維・肩甲挙筋である。
❌ 誤り。小胸筋は肩甲骨の烏口突起を前下方へ引く。正しくは、小胸筋は肩甲骨の下制・外転・下方回旋に働き、挙上の主動作筋は僧帽筋上部線維・肩甲挙筋である。
2. 下制 ─── 鎖骨下筋
✅ 正しい。鎖骨下筋は第1肋骨から起こり鎖骨の下面に付き、鎖骨を引き下げる。鎖骨と肩甲骨は肩鎖関節でつながるので、肩甲帯全体の下制に働く。
✅ 正しい。鎖骨下筋は第1肋骨から起こり鎖骨の下面に付き、鎖骨を引き下げる。鎖骨と肩甲骨は肩鎖関節でつながるので、肩甲帯全体の下制に働く。
3. 外転 ─── 僧帽筋
❌ 誤り。僧帽筋(とくに中部線維)は肩甲骨を脊柱に引き寄せる。正しくは、僧帽筋は肩甲骨の内転(ほかに上部線維で挙上、上部・下部線維で上方回旋)に働き、外転の主動作筋は前鋸筋である。
❌ 誤り。僧帽筋(とくに中部線維)は肩甲骨を脊柱に引き寄せる。正しくは、僧帽筋は肩甲骨の内転(ほかに上部線維で挙上、上部・下部線維で上方回旋)に働き、外転の主動作筋は前鋸筋である。
4. 内転 ─── 菱形筋
✅ 正しい。菱形筋は胸椎などの棘突起から肩甲骨の内側縁に付き、肩甲骨を脊柱側へ引き寄せる(内転)。挙上と下方回旋にも働く。
✅ 正しい。菱形筋は胸椎などの棘突起から肩甲骨の内側縁に付き、肩甲骨を脊柱側へ引き寄せる(内転)。挙上と下方回旋にも働く。
5. 下方回旋 ─── 前鋸筋
❌ 誤り。前鋸筋は肩甲骨を胸郭に沿って前外方へ引き出す。正しくは、前鋸筋は肩甲骨の外転・上方回旋に働き、下方回旋の主動作筋は菱形筋・肩甲挙筋・小胸筋である。
❌ 誤り。前鋸筋は肩甲骨を胸郭に沿って前外方へ引き出す。正しくは、前鋸筋は肩甲骨の外転・上方回旋に働き、下方回旋の主動作筋は菱形筋・肩甲挙筋・小胸筋である。
【試験対策ポイント】
| 肩甲骨の運動 | 主な筋 |
|---|---|
| 挙上 | 僧帽筋上部・肩甲挙筋・菱形筋 |
| 下制 | 僧帽筋下部・小胸筋・鎖骨下筋 |
| 外転 | 前鋸筋・小胸筋 |
| 内転 | 僧帽筋中部・菱形筋 |
| 上方回旋 | 前鋸筋・僧帽筋上部と下部 |
| 下方回旋 | 菱形筋・肩甲挙筋・小胸筋 |
前鋸筋と菱形筋は、外転と内転・上方回旋と下方回旋で向きが逆になる組み合わせとして押さえる。
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