OTカコモン作業療法士国家試験 過去問・解説

第52回 作業療法士国家試験 午前 第72問

解剖学第52回午前

第52回 作業療法士国家試験 午前 第72問(解剖学)の正答は 3 です。薄筋(gracilis)は大腿内転に作用する内転筋群の一つ。

問題
股関節の運動とそれに作用する筋の組合せで正しいのはどれか。
  1. 1. 屈曲 ─── 梨状筋
  2. 2. 伸展 ─── 大腰筋
  3. 3. 内転 ─── 薄筋
  4. 4. 内旋 ─── 上双子筋
  5. 5. 外旋 ─── 半腱様筋

正答:3番

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解説
■ 正答:3番 — 内転 ─── 薄筋

薄筋(gracilis)は大腿内転に作用する内転筋群の一つ。恥骨下枝から起始し、鵞足部(脛骨内側)に停止する。閉鎖神経支配。


【各選択肢の解説】

1. 屈曲 ─── 梨状筋
❌ 誤り。梨状筋は股関節の外旋(伸展位)・外転(屈曲位)に作用する。股関節屈曲には関与しない。
2. 伸展 ─── 大腰筋
❌ 誤り。大腰筋は股関節の屈曲に作用する代表的な筋。伸展は大殿筋・ハムストリングス。
3. 内転 ─── 薄筋
✅ 正しい。薄筋は内転筋群の一つ(大・長・短内転筋、薄筋、恥骨筋)。閉鎖神経支配で股関節内転・膝関節屈曲・内旋にも作用する。
4. 内旋 ─── 上双子筋
❌ 誤り。上双子筋は股関節の外旋に作用する深層外旋六筋の一つ(梨状筋・上双子筋・内閉鎖筋・下双子筋・大腿方形筋・外閉鎖筋)。
5. 外旋 ─── 半腱様筋
❌ 誤り。半腱様筋はハムストリングスの一つで、股関節伸展・膝関節屈曲・膝の内旋に作用する。外旋は深層外旋六筋。

【試験対策ポイント】

内転筋群5筋:大内転筋・長内転筋・短内転筋・薄筋・恥骨筋(閉鎖神経支配)。薄筋のみが鵞足部に停止し、膝の内旋・屈曲も担う多関節筋。深層外旋六筋(梨状筋・上双子筋等)と混同しないよう注意。


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