OTカコモン作業療法士国家試験 過去問・解説

第52回 作業療法士国家試験 午後 第21問

発達障害作業療法第52回午後

第52回 作業療法士国家試験 午後 第21問(発達障害作業療法)の正答は 1 です。感覚統合療法を体系化したのはA. Jean Ayresである。

問題
作業療法に関する歴史において誤っているのはどれか。
  1. 1. Adolf Meyerは感覚統合療法を提唱した。 ✓
  2. 2. 呉秀三は欧州における作業の効果を紹介した。
  3. 3. Philippe Pinelは精神病者を拘束的環境から解放した。
  4. 4. 昭和40年に理学療法士及び作業療法士法が制定された。
  5. 5. 自立生活〈IL〉運動は患者の自己決定権尊重をもたらした。

正答:1番

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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)

初回正答率 46.7%参考値

15人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:1番 — Adolf Meyerは感覚統合療法を提唱した。

感覚統合療法を体系化したのはA. Jean Ayresである。Adolf Meyerは精神医学者で、作業と時間の使い方が健康を支えるという作業療法の哲学を論じた人物であり、人物と業績の取り違えを見分けさせる問題である。


【各選択肢の解説】

1. Adolf Meyerは感覚統合療法を提唱した。
❌ 誤り(=正答)。Meyerは「作業療法の哲学(The Philosophy of Occupational Therapy)」を著し、作業療法の理念的な基盤を示した。正しくは、感覚統合療法を提唱したのはAyresである。
2. 呉秀三は欧州における作業の効果を紹介した。
✅ 正しい。呉秀三は欧州に留学して精神医学を学び、帰国後に精神病者の拘束廃止と作業による治療を日本の精神科病院に取り入れた。
3. Philippe Pinelは精神病者を拘束的環境から解放した。
✅ 正しい。フランスの精神科医Pinelは18世紀末に精神病者を鎖から解放し、人道的な処遇(道徳療法)を進めた。作業療法の源流の一つとされる。
4. 昭和40年に理学療法士及び作業療法士法が制定された。
✅ 正しい。理学療法士及び作業療法士法は昭和40年(1965年)に制定され、作業療法士が国家資格となった。
5. 自立生活〈IL〉運動は患者の自己決定権尊重をもたらした。
✅ 正しい。IL運動は米国の重度障害のある学生らから始まり、障害者自身が生活のあり方を選び決める自己決定を重視する考え方を広げた。

【試験対策ポイント】

人物・出来事業績
Pinel精神病者を鎖から解放(18世紀末・フランス)
呉秀三欧州の作業による治療を日本に紹介
Meyer作業療法の哲学
Ayres感覚統合療法
理学療法士及び作業療法士法昭和40年(1965年)制定
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