第52回 作業療法士国家試験 午後 第35問
作業療法評価学第52回午後
頸椎に不安定性のある急性期頸髄損傷の関節可動域訓練で角度を制限する関節はどれか。
1. 肩関節
2. 手関節
3. 股関節
4. 膝関節
5. 足関節
- 1. 肩関節 ✓
- 2. 手関節
- 3. 股関節
- 4. 膝関節
- 5. 足関節
正答:1番
解説
■ 正答:1番 — 肩関節
頸椎に不安定性がある急性期頸髄損傷では、脊椎の動きを最小限にする必要があります。肩関節の大きな可動域運動は上肢帯の動きを誘発し、連鎖的に頸椎に力が加わるため、肩関節の外転・外旋などを制限する必要があります。
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【各選択肢の解説】
1. 肩関節
✅ 正しい。肩関節の運動は肩甲骨の動きを伴い、上肢帯全体の動きが頸椎に伝わるため、急性期不安定性頸髄損傷では特に外転・外旋を制限すべき関節です。
2. 手関節
❌ 誤り。手関節の可動域訓練は末梢部の局所的な運動であり、頸椎への力学的影響は最小限のため、制限の必要性が低いです。
3. 股関節
❌ 誤り。股関節は頸椎から遠く、その運動が頸椎に直接伝わりにくいため、急性期でも制限する必要がありません。
4. 膝関節
❌ 誤り。膝関節の可動域訓練は下肢の局所運動であり、頸椎への影響はないため制限対象外です。
5. 足関節
❌ 誤り。足関節は最も末梢であり、頸椎への力学的影響がほぼないため制限の必要性がありません。
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【試験対策ポイント】
• 急性期頸髄損傷の不安定性では、脊椎全体の安定化が最優先
• 肩関節運動は上肢帯・肩甲骨を介して頸椎に負荷をかける
• 末梢関節(手・足・膝)は脊椎への影響が少ないため制限不要