第52回 作業療法士国家試験 午後 第54問
作業療法評価学第52回午後
舌下神経について正しいのはどれか。
1. 舌筋を支配する。
2. 両側支配である。
3. 神経核は橋にある。
4. 脳の背側から出る。
5. 味覚の求心路である。
- 1. 舌筋を支配する。 ✓
- 2. 両側支配である。
- 3. 神経核は橋にある。
- 4. 脳の背側から出る。
- 5. 味覚の求心路である。
正答:1番
解説
■ 正答:1番 — 舌筋を支配する。
舌下神経(第XII脳神経)は運動神経であり、舌の内在筋と外在筋を支配する遠心性神経です。舌の運動を担当する唯一の脳神経であり、これが最も重要な機能です。
---
【各選択肢の解説】
1. 舌筋を支配する。
✅ 正しい。舌下神経は舌の全筋(舌骨舌筋を除く)の運動を支配する運動神経です。
2. 両側支配である。
❌ 誤り。舌下神経は片側性支配です。右舌下神経は右舌筋を、左舌下神経は左舌筋をそれぞれ支配します。
3. 神経核は橋にある。
❌ 誤り。舌下神経核は延髄(球)にあります。橋に位置するのは三叉神経核や外転神経核です。
4. 脳の背側から出る。
❌ 誤り。舌下神経は脳の腹側から出ます。延髄と脊髄の境界部分の腹側を通って脳外に出ます。
5. 味覚の求心路である。
❌ 誤り。舌下神経は運動神経のみで、味覚は関与しません。舌の味覚は顔面神経(VII)と舌咽頭神経(IX)が担当します。
---
【試験対策ポイント】
・舌下神経=運動神経のみ、舌筋支配
・神経核は延髄(橋ではない)
・脳の腹側から出現、片側支配