第52回 作業療法士国家試験 午後 第59問
解剖学第52回午後
腎臓の解剖について正しいのはどれか。
1. 糸球体は腎髄質に位置する。
2. 輸出細動脈は集合管につながる。
3. ネフロンは糸球体と尿細管からなる。
4. 輸入細動脈は Henle 係蹄につながる。
5. 腎乳頭は Bowman 嚢に覆われている。
- 1. 糸球体は腎髄質に位置する。
- 2. 輸出細動脈は集合管につながる。
- 3. ネフロンは糸球体と尿細管からなる。 ✓
- 4. 輸入細動脈は Henle 係蹄につながる。
- 5. 腎乳頭は Bowman 嚢に覆われている。
正答:3番
解説
■ 正答:3番 — ネフロンは糸球体と尿細管からなる。
ネフロンは腎臓の機能的単位であり、糸球体(濾過)と尿細管(再吸収・分泌)の両者で構成されます。この解剖学的定義が正解です。
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【各選択肢の解説】
1. 糸球体は腎髄質に位置する。
❌ 誤り。糸球体はボウマン嚢とともに皮質に位置します。髄質に位置するのはHenle係蹄と集合管です。
2. 輸出細動脈は集合管につながる。
❌ 誤り。輸出細動脈は糸球体の後に続く細血管叢(近位尿細管・Henle係蹄周辺の毛細血管)につながります。集合管は尿細管の最後の部分で、血管ではなく尿路です。
3. ネフロンは糸球体と尿細管からなる。
✅ 正しい。ネフロンの定義は、ボウマン嚢を含む糸球体と、近位尿細管・Henle係蹄・遠位尿細管で構成される尿細管の組み合わせです。
4. 輸入細動脈はHenle係蹄につながる。
❌ 誤り。輸入細動脈は糸球体に流入し、その後輸出細動脈として出ます。Henle係蹄に直接つながりません。
5. 腎乳頭はBowman嚢に覆われている。
❌ 誤り。腎乳頭は髄質の構造で、集合管が開口する部位です。Bowman嚢は皮質の糸球体を覆う構造物です。
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【試験対策ポイント】
• ネフロン=糸球体+ボウマン嚢+尿細管(近位・Henle係蹄・遠位)
• 糸球体・ボウマン嚢は皮質、Henle係蹄・集合管は髄質
• 輸入細動脈→糸球体→輸出細動脈→毛細血管叢の血流順序