第52回 作業療法士国家試験 午後 第65問
生理学第52回午後
第52回 作業療法士国家試験 午後 第65問(生理学)の正答は 2・4 です。右心不全では右心室が血液を肺へ送り出せず、手前の体静脈系にうっ血が起こる。
問題
右心不全の症候として正しいのはどれか。2つ選べ。
- 1. 肺水腫
- 2. 肝脾腫 ✓
- 3. 起坐呼吸
- 4. 下腿浮腫 ✓
- 5. チアノーゼ
正答:2・4番
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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 11.8%難問
34人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:2・4番 — 肝脾腫・下腿浮腫
右心不全では右心室が血液を肺へ送り出せず、手前の体静脈系にうっ血が起こる。肺のうっ血による症候(左心不全)と、体静脈のうっ血による症候(右心不全)を見分けさせる問題である。
【各選択肢の解説】
1. 肺水腫
❌ 誤り。肺水腫は左心室の拍出低下で肺静脈圧が上がり、肺に水分が漏れ出て起こる。正しくは左心不全の症候である。
❌ 誤り。肺水腫は左心室の拍出低下で肺静脈圧が上がり、肺に水分が漏れ出て起こる。正しくは左心不全の症候である。
2. 肝脾腫
✅ 正しい。体静脈圧の上昇が下大静脈・門脈系に及び、肝臓・脾臓に血液がうっ滞して腫大する(うっ血肝)。
✅ 正しい。体静脈圧の上昇が下大静脈・門脈系に及び、肝臓・脾臓に血液がうっ滞して腫大する(うっ血肝)。
3. 起坐呼吸
❌ 誤り。臥位で静脈還流が増えると肺うっ血が強まるため、座ると楽になる呼吸困難である。正しくは左心不全(肺うっ血)の症候である。
❌ 誤り。臥位で静脈還流が増えると肺うっ血が強まるため、座ると楽になる呼吸困難である。正しくは左心不全(肺うっ血)の症候である。
4. 下腿浮腫
✅ 正しい。体静脈圧が上がると毛細血管から組織へ水分が漏れ出し、重力のかかる下腿に浮腫が出やすい。
✅ 正しい。体静脈圧が上がると毛細血管から組織へ水分が漏れ出し、重力のかかる下腿に浮腫が出やすい。
5. チアノーゼ
❌ 誤り。心不全のチアノーゼの典型は、左心不全で肺うっ血のためガス交換が障害されて起こる中枢性チアノーゼである。右心不全でも末梢の血流がうっ滞して末梢性チアノーゼが出ることはあるが、右心不全に特徴的な症候ではない。正しくは、右心不全に特徴的な症候は頸静脈怒張・肝腫大・下腿浮腫・腹水などの体静脈うっ血の所見である。
❌ 誤り。心不全のチアノーゼの典型は、左心不全で肺うっ血のためガス交換が障害されて起こる中枢性チアノーゼである。右心不全でも末梢の血流がうっ滞して末梢性チアノーゼが出ることはあるが、右心不全に特徴的な症候ではない。正しくは、右心不全に特徴的な症候は頸静脈怒張・肝腫大・下腿浮腫・腹水などの体静脈うっ血の所見である。
【試験対策ポイント】
| 左心不全 | 右心不全 | |
|---|---|---|
| うっ血する所 | 肺静脈系 | 体静脈系 |
| 主な症候 | 労作時呼吸困難・起坐呼吸・肺水腫 | 頸静脈怒張・肝腫大・下腿浮腫・腹水 |
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