第52回 作業療法士国家試験 午後 第80問
老年期作業療法第52回午後
Eriksonによる発達段階で老年期に獲得すべき課題はどれか。
1. 親密
2. 統合
3. 勤勉
4. 自律
5. 同一性
- 1. 親密
- 2. 統合 ✓
- 3. 勤勉
- 4. 自律
- 5. 同一性
正答:2番
解説
■ 正答:2番 — 統合
Eriksonの発達段階論では、老年期(65歳以上)に獲得すべき課題は「統合(ego integrity)」です。これは人生全体を肯定的に受け入れ、自分の人生に意味を見出すことを意味します。
---
【各選択肢の解説】
1. 親密
❌ 誤り。親密性(intimacy)はEriksonの第6段階(青年期後期~成人初期、約20~40歳)の課題です。他者と深い関係を築くことが目標となります。
2. 統合
✅ 正しい。統合性(ego integrity)はEriksonの第8段階(老年期、65歳以上)の課題です。人生全体を振り返り、自分の人生に価値を見出し、死を受け入れることが目標となります。
3. 勤勉
❌ 誤り。勤勉性(industry)はEriksonの第4段階(児童期、6~12歳)の課題です。社会的技能や知識を習得し、有能感を育成することが目標となります。
4. 自律
❌ 誤り。自律性(autonomy)はEriksonの第2段階(幼児期後期、1~3歳)の課題です。自分の意志で行動し、自律性を確立することが目標となります。
5. 同一性
❌ 誤り。同一性(identity)はEriksonの第5段階(思春期~青年期初期、12~18歳)の課題です。自己の役割や価値観を模索し、確立することが目標となります。
---
【試験対策ポイント】
• Eriksonの8段階発達理論:各年代別の心理社会的課題を正確に覚える
• 老年期の課題「統合」=人生全体の肯定的受容と死の受け入れ
• 第6段階「親密」との混同に注意(青年期後期~成人初期が親密性)